プロジェクト解説

【ICO】AIKON:分散型APIマーケットにアクセスするための世界初のプラットフォーム

プロジェクト解説
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某会社が秘密裏にミートアップを行ったAIKONは、ここ最近のICOの中では異色の存在になっています。

AIKONは大変革新的なものらしいのですが、どれだけ革新的なプロジェクトかを確認していきたいと思います。

AIKONとは

AIKONとは、ブロックチェーンの世界とAPIをつなげていくためのプロジェクトです。APIの意味が分からない方は、後述をご覧ください。

API市場は220兆円あるといわれていますが、ブロックチェーンの世界とAPIをつなげていくには様々な課題があります。技術のスタックが違ったり、使える通貨や決済方法が異なったり、開発の障壁もあります。

AIKONでは、これらのギャップを埋め、ブロックチェーンの世界と従来のITの世界がスムーズにつなげる世界を構築します。

APIとは

APIとは、アプリケーション・プログラミング・インターフェイス(Application Programming Interface)の略で、ソフトウェア同士が情報を受け渡すためのインターフェイスです。[the_ad id=”7860″]

詳しく書くと、A社とB社のネットサービスがある場合、通常はサービス提供の範囲はA社サービス内だけ、B社サービス内だけといった形で閉じた世界になります。

仮に、A社とB社がサービス連携をすることになったとします。A社サービスとB社サービスのシステムはそれぞれ異なる実装がされており、互換性がないため、システムをそのまま融合させることはできません。だからと言って1から開発するのはコストの観点から合理的ではありません。

ここで必要になるのがAPIです。APIが2つのシステムの情報のやり取りの橋渡し役になるのです。

APIでは、A社とB社のシステム間で橋渡しをするデータやメッセージの型を定義します。それに沿って、A社とB社のシステムをそれぞれAPIの仕様を満たすようにシステムを更新します。APIがあることによって、システムをそのまま融合させるよりはるかに少ない手間でシステム連携をすることができます。

APIが使われる例:

  • 家計簿サービスにクレジットカードの情報を読み込む
  • サードパーティアプリ(WordTraderコイン相場など)で仮想通貨取引所の売買をする
  • Twitterの投稿をFacebookにも自動で投稿できるようにする

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AIKONが解決する課題

AIKONでは、ブロックチェーンの世界とAPIで繋げていくにはいくつか課題があるとしています。

その主な課題が「技術スタックが従来と違う」「通貨と決済方法が従来と違う」「開発の負担が大きい」になります。AIKONではこれらのギャップを埋めていきます。

技術スタックが従来と違う

AIKONではORE(Open Rights Exchange)プロトコルを使い、ソフトウェアの世界とブロックチェーンの世界をつなぎます。

OREプロトコルでは、APIを使ったデータのやりとりをブロックチェーン上にマッピングすることができます。スマートコントラクトと支払いとAPIの権利管理のためにORE向けの仮想通貨を使用します。

もちろん、APIはあらゆるインターネットサービスへのアクセスするために提供します。

つまり、あらゆるインターネットへのサービスのデータやり取りをOREプロトコルを使うことによりブロックチェーン上に記録することができるのです。

OREがつながるAPIを使うことによって、ブロックチェーンを使った分散型のサービス”dServices”が提供できるようになります。

通貨と決済方法が従来と違う

ブロックチェーンの世界は仮想通貨で決済を行います。

ほとんどの仮想通貨は、あまりに価格変動が大きいため、日常のビジネスアプリケーションに向いていません。そのため、企業や政府機関がブロックチェーンベースのサービスを利用することは困難です。

AIKONでは、サービスに基軸通貨のCPUトークンを採用します。

CPUトークンは、Amazon Web Services (AWS)やGoogle Cloudなどの主要ホスティングサービスの課金相場にレートが固定されます。これにより価格変動の大きさから解放されます。

開発の負担が大きい

誰でも使用できるAPIがある一方、多くのAPIは高度なアクセス制御が必要になります。例えば、APIでユーザIDとパスワードリストやアクセス制御リストを呼び出して、呼び出し元を認証するなど、複雑な処理が必要になります。

AIKONでは、API Marketplaceを提供します。既にパートナー(Hadron, Tasty Time, Gbox)とテストを行っています。

API Marketplaceで提供されたAPIにより、ブロックチェーンの知識が浅い開発者でも開発に参加できるようになります。

なおかつJavaScriptで開発できるようになるので、ブロックチェーンごとの開発言語の習得が不要になり負担が減ります。

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AIKONのOpen Rights Exchangeで使われる2つのトークン

AIKONのOpen Rights Exchange(ORE)では、2つのトークンを利用します。CPUとOREになります。

CPUトークン

CPUはAPIを使う人向けの決済用トークンです。Amazon Web Services (AWS)やGoogle Cloudなどの主要ホスティングサービスの課金相場にレートが固定されます。

コンピューティング能力は時が経つにつれて価格が下がっていくことから、CPUの決済価格もそれにつれて安価になっていくことが期待されています。

OREトークン

OREトークンのマイナーがOREネットワークのノードをダウンロードして実行します。そのため、OREネットワークを維持するマイナーに対してインセンティブとしてOREトークンが支払われます。

OREネットワークの維持には、保管、検証、インストルメントの検証などがあります。これらの作業を行うことによってOREマイナーにはOREというインセンティブが割り当てられます。

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ロードマップ

  • 2018年Q1:OREプロトコルの発表 (発表内容)
  • 2018年Q1:パートナーとOREプロトコルのアルファ版のテスト (パートナー:Hadron, Tasty Time, Gbox)
  • 2018年Q1:AIKONホワイトペーパー1.0リリース
  • 2018年Q2:アルファパートナーAPIでエンドツーエンドのテスト
  • 2018年Q2:最初のOREノードをリリース
  • 2018年Q3:API Marketplaceを一般公開
  • 2018年Q3:セルフサーブAPIのアップロード

ICOに関する情報

2018年7月24日時点で公開されていません。場合によってはパブリックセールを行わない可能性があるのでご注意ください。

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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