プロジェクト解説

【ICO】OSA Decentlized:小売のロスを効果的に減らす消費者にお得なトークンエコノミープロジェクト

プロジェクト解説
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私がいくつものICOの情報を見てきた中で、最近気になっているICOプロジェクトがあります。それがOSA Decentralized(以下、OSA DCと表記)になります。

USPもあり、解決を目指す問題の社会的意義が大変大きいものになります。今回はOSA DCがどんなものなのかご紹介します。

OSA Decentralized 概要

OSA DCは、AIと機械学習を使い、流通のコスト削減及び商品の廃棄ロスを減らすためのプロジェクトです。

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このプロジェクトは、ゼロからではなく既に実績があるシステムにブロックチェーンを組み込みます。

小売の業界に共通する問題として、必要な商品がその棚になく、買いたいけれど買えない状態が頻発しているということがあります。そのため、需要と供給がアンバランスになってしまい、全世界で年間400億ドルの売上のロス、さらに年間1000億ドルの過剰在庫による廃棄があります。

そこで、OSA DCでは人工知能とブロックチェーンを使いこの問題を解決します。

OSA Decentlizedの特長

既に大手企業の導入実績を持ってる

OSA DCは、ブロックチェーンを組み込まない段階で多くの顧客を獲得しています。しかも大企業ばかりです。

  • DANONE
  • PEPSICO
  • MARS
  • EFES
  • LOREAL
  • Sun In BEV
  • Coca Cola
  • METRO
  • JTI
  • MAGNIT

英語名にすると聞きなれない感じですが、日本だと、DANONEはヨーグルトなどの乳製品を販売し、PEPSICOはペプシ・コーラで有名です。JTIも日本たばこなので、誰しもが知る巨大企業です。

AIを使って在庫のロスを減らす

OSA DCプラットフォームに外部データを入れて、AIがそれを分析して「どの商品を」「どれくらいの量」「いつ持っていくか」ということを予測し、現場に指示を出します。

その結果、売り上げが平均5.4%上昇したというデータが得られています。

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商品の認識技術を使い顧客が欲しい商品をすぐに探し出すことができる

OSA DCでは、商品情報をOSA DCに入力する際、商品の外観データの他に食品の場合は成分データを入力しします。

商品の外観データを使い、商品を3Dモデル化して仮想空間に商品を陳列した状態を作ります。これを機械学習を使って、商品をどう陳列すると顧客にどう見えるかというデータベースを作っていきます。これにより、商品の認識制度を上げます。

実施に顧客はスマートフォンを使い、棚に陳列している商品にカメラをかざします。

例えば、自分が卵アレルギーがあるとして卵を使っていないお菓子を探している場合、カメラを向けるとスマートフォンに卵を使っていないお菓子が四角で囲まれるようになります。

ブロックチェーンにより管理体系を一元化

ここまで紹介した内容であれば、ブロックチェーンを利用しなくてもどれも実現できるものになります。

なぜOSA DCでブロックチェーンを利用するのか?それは、今までのシステムでは、メーカー、流通、小売り、消費者と独立していた管理体系をブロックチェーンで一元化してトレースすることができるようになるからです。

ブロックチェーンで一元化することにより、メーカーから消費者の一連の流れにおける商品廃棄のロスを今まで以上に効果的に減らすことができるようになります。

消費者にっとお得なトークンエコノミー

ブロックチェーンのシステムで最も重要なものの1つが、トークンをどう流通させるかということです。

OSA DCで重要になるのが、前述の消費者がスマートフォンのカメラを商品にかざす行為です。

この時に消費者が何を望んでいるのかというデータを収集することができます。そのデータ見返りとして、消費者はOSAトークンを貰うことができます。

つまり、結果的に消費者はカメラを商品にかざすだけでトークンがもらえるのです。

そのトークンを使って、サービスを支払ったり、プロモーション特典を受け取り、また商品を購入することもできます。

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OSA Decentralizedで使われるトークン

OSA DCで使われるトークンOSAは、ICO時はERC20で発行され、最終的に独自のブロックチェーンに移行する予定です。独自のブロックチェーンは、2019年の後半を予定しています。

トークンの基本スペック

  • トークン正式名称:Optimal Shelf Availability Token
  • トークンシンボル:OSA
  • プラットフォーム:Ethereum (将来的に独自ブロックチェーンに移行)
  • トークン規格:ERC20 (将来的に独自ブロックチェーンに移行)

ICO情報

  • 売り出し期間:2018年5月21日-8月31日(プレ、パブリックプレ、パブリック)
  • 基本レート:1 ETH = 3000 OSA+ボーナス(購入時期、量によりボーナス変動)
  • 支払い可能通貨:ETH, BTC, LTC, BCH, ETC
  • 総発行数:トークンセール終了後に生成
  • ソフトキャップ:設定なし
  • ハードキャップ:40,000,000 USD

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ロードマップ

OSA DCは既に運用してきたシステムも含めると、プロジェクトの持続期間が長く、安定して優れたプロジェクトであることを示しています。

ロードマップでは製品開発に関する部分を取り上げます。OSA DCでは、別途ビジネス開発のロードマップも公開されています。

既に実行したロードマップ

  • 2015年04月:スタートアップチーム結成
  • 2015年06月:製品コンセプトの開発
  • 2015年07月:製品コンセプトテスト(MVP)
  • 2015年10月:ベータ版導入
  • 2015年11月:ベータ統合とテスト開始
  • 2016年02月:新しい機械学習アプローチのテスト
  • 2017年03月:画像認識コンセプト実証
  • 2017年04月:機械学習モデルアップグレード
  • 2017年07月:新しいUI/UXソリューション導入
  • 2017年08月:晋ビッグデータアーキテクチャ開発開始
  • 2017年09月:ブロックチェーンの実装とプラットフォームトークン化決定
  • 2017年10月:取引データ事業者との統合
  • 2017年11月:マスタデータカタログ、パイプラインテスト開始
  • 2017年12月:画像認識モデル、300製品を開発
  • 2018年01月:新しいビッグレータアーキテクチャの導入、マスタデータのカタログテスト
  • 2018年02月:機械学習モデルをさらに進化
  • 2018年05月:ブロックチェーンとスマートコントラクト昨日の開発、ブロックチェーンテスト
  • 2018年08月:アジア製品モデルの画像認識エンジン訓練

これから実行するロードマップ

  • 2018年09月:OSA B2Bソリューション強化
  • 2018年10月:B2Cソリューションの開発開始、デジタルアシスタント ver.01
  • 2018年11月:高度ブロックチェーン技術テスト完了
  • 2018年12月:分散プラットフォーム開発、B2Bブロックチェーンソリューション強化、サプライチェーン向け強化、MLソリューション強化、など
  • 2019年03月:B2Bソリューション強化
  • 2019年04月:B2Cソリューション強化、分散型プラットフォーム プロトタイプテスト、B2B機能拡大
  • 2019年06月:米国とアジアのPOC後、B2Bソリューションのアップグレードなど
  • 2019年07月:製品カタログパイプライン導入
  • 2019年08月:分散型プラットフォームPOCテスト
  • 2019年10月:分散型プラットフォーム導入、B2Cソリューション導入など
  • 2019年12月:B2Bソリューション強化及び機能拡大

OSA Decentralizedに関する情報

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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