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【インタビュー】第3弾:QURAS Shigeki Kakutani氏 ースマホアプリで仮想通貨を広げる(3/4部)

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一般の人々から見ると、仮想通貨とは怪しいものであり、ブロックチェーンに関するプロジェクトのICOにお金を投じるのは単なる投機行為と見られがちです。しかし、その背景には人々が挑戦するドラマが秘められています。

インタビューの第3弾では、QURAS(キュラス)プロジェクトのプロジェクトリーダーを務めるShigeki Kakutani氏にお話しを伺いました。

このインタビューは私自身がQURASメンバーになる前に行ったものになります。インタビューは長時間にわたり行われ、全部で4部構成になります。第3部では、QURASのスマホアプリがどのようなものか、そして先駆者より優れたQURASのインセンティブモデルをご紹介します。

第2部がまだの方は、先に「第3弾:QURAS Shigeki Kakutani氏 ー分散型へのこだわりとQURASがすること(2/4部)」をご覧ください。

QURAS Kakutani氏インタビュー 第3部

スマホアプリでできること

QURASのスマートフォン向けアプリケーションについて教えてください。

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僕らのアプリケーションに分散型ウォレットを入れています。

それはお手製ウォレットなんですか?

そうです。

アプリの見た目はポケモンGOみたいですね。たしか歩いてコインを貰えるということと、将来的に相対取引できる人が見つけられるというところですよね。

そうですよね。将来的じゃなくてそれも今開発しています。

ホワイトペーパーでアプリのところまでよく理解できなかったのですが、コンセプトの証明として作っていると書かれているように見えますが・・

それもありますし、実際の利用も想定しています。

実際にアプリは何を想定してるんですか?

最初は歩いたらコインを貰えると楽しいという軽いノリでやっていたんですけれども、周りの反応が良かったので、考えているときに僕らのコインが枯渇したらどうしようとなったんです(笑)

価値がないコインをユーザに渡しても意味ないので、価値があるものを渡さないといけない。価値があるものにすると、全部配布は難しいじゃないですか。発行枚数の10-15%を確保したとしても、すぐに枯渇してしまう。

ここでちょっと待てよと。たまたまロナウジーニョのプロジェクト応援していて、ロナウジーニョコインを3%もらえるということになっていて、0.5%は僕らで貰うと。残り2.5%はユーザに全部あげよういうことになって、考えが180度変わって、いろんなICOのコインを扱ってユーザにあげちゃえばいいじゃんと。

歩いたらエアドロップっていう感じですか?

そうそう、そんな感じ(笑)歩いた人にQURASコインあげたら、最後どうすればいいんだと。

プラットフォームコインって安易に配布するものでもないですよね。

はい、そうですね。

それ面白いですね。

僕らのコインも配布します。目的として少しでもQURASコインを持ってもらうことで、値上がりを見て楽しんでもらうということもありますし。ただ、いろんなプロジェクトが出てきていてもう戦う時代じゃないと思っています。蹴落とすというよりも、自分らの中身をよくする努力をとことんしなければいけない。その中でもちろん競争はするけれども、他のプロジェクトを悪く言うんではないということです。

だって、僕が悪く言っていたリップルさえが上がったんで、僕は何が正しいのか分からないんです(笑)

詐欺コインと言われていたプロジェクトが上場する世の中ですしね。

そうそう(笑)ある程度選別はするんですけれども、やっぱり喧嘩するんじゃなくて、仮想通貨全体が良くなるようにしたいなと思っています。

アプリをダウンロードしたユーザとしては、歩いたりとか、サーフィンやバイクは後に対応していきますけれども、それに応じて色んなコインがただで貰える仕組みを提供していきます。

ついでにもらえたコインが使える店舗が分かると嬉しいですよね。

今飲食店でチェックインした時にコイン貰えたりとか、決済の店舗を増やしていきたいと思っています。もう何店舗か決まっています。

僕は月に半分くらいは日本にいないので、この前も財布を無くしてビットコインはあるけどお金はないという状況があってですね(笑)本当に僕が感じたのは、すぐビットコインをATMや身近な人と交換できるのは有難いなと。

僕は人がATMになる時代が来ると思っています。それがもっと相対とか身近になるといいなと思っています。

私はそれが普及したらいいなと思うと共に、懸念があって、脅迫事件のようなことが起こるんじゃないかなと。

そこはLocalBitcoinも同じで、こういうユーザ危ないよというのは纏めないといけないですね。

そういうデータベースもブロックチェーン上で管理する必要はありそうですね。

やっていかなければいけないなと思っています。ただ相対のニーズってのはすごいです。

色んな対応しているウォレットが、ビットコインとビットコインキャッシュ、イーサリアム、カルダノもやっていきます。もちろんQURASも。

分散型ウォレットを入れているので、僕らとしてはユーザのアドレスも知りたくないし、関与したくない。

端末の中に秘密鍵が入っていて、頑張って管理してねーってことですよね。

そうですね。その代わりハッキングがされにくいよと。

結局は、使い勝手とセキュリティのトレードオフですね。

ですね。ウォレットこそ危ないですよね。

ここが生命線ですよね。色々見ていて思うのですが、世の中の暗号通貨の評判を下げているのって取引所で、取引所のどの部分がというとウォレットの部分なんですよね。ここの管理がダメだと盗まれてしまう。ウォレットってカギだなと思います。

2年前だと、日本の取引所はそれほどわかってなかったと思うんです。実際にやってみないと分からないところがあるんで、多分コインチェックとかも勢いでやっちゃったと思うんですよね。リスク分からなかったんでしょうね。

マウントゴックスのマーク・カルプレスがRedditでAsk Me Anythingをやっていて、ビットコインが流出した時にコールドウォレットの模索をしていたと書いていましたからね。業界的には昔から手探りな分野なんでしょうね。

リップルのジェド・マケーレブ、今はステラですけど、彼がマウントゴックスにいたんですよね。あそこに書いてある残高というのはサイト上の残高であって、実際の残高じゃない。それが僕はリップルのIOUの概念になったと思っています。

先駆者のモデルとの比較ついて

QURASからみた先駆者はイーサリアムやNEOだと思うのですが、既存のプラットフォームとQURASを比べた場合の優位性というのはどこにあるのでしょうか?言い換えれば、イーサリアムやNEOで実現できなくてQURASで実現できることは何でしょうか?

トークンを含めて匿名送金をもっと簡単にできるようにしたいなと思っています。

イーサリアムがZCashと共同で匿名の実装に取り組んでいるという話しがあるみたいですけれど、彼らが技術的に対応していないところ、イーサリアムとしては考えとしては匿名じゃないと思っていて彼らはオープンにしたいと。僕らは彼らが押さえていない匿名の分野をどんどん追加していきたいなと。

特にやっぱり企業を含めて公開したくない、プライバシーの懸念というのは絶対あるので、そこは強みにしています。

あと、匿名送金って手数料高めに取れると思っているので、トークンを発行する際に手数料がトークン発行者に持続的にとれる仕組みを作りたいと思っています。

ICOをする時の懸念材料は集めたお金が枯渇するケースってあると思うんですよ。だけど、毎月のランニングコストが運営者に入ってくるような仕組みづくりを心がけていきたいと思っています。

匿名送金が手数料高めになるというのは?

それは発行者が決めていけばいいところになります。

例えば○○トークンを出すと。そこで匿名送金をする際に手数料を設定しますよね。○○コインの応援を兼ねて手数料を高めに設定する。そしてその手数料がトークン発行者の運営費になるイメージです。

これは良いですね。みんなが使うとQURASというチェーンが安定して良いものになっていくメリットもありますね。

そうですね。トークン発行者としてはQURASを選択したいモチベーションになるのかなと思います。

なるほど。

本当にもっと選択ができる時代であるはずなのに、なんで現状できてないのかと思うんですよ。

ブロックチェーンも選択肢あるようで意外にないですよね。結局トップ10のどれかを基軸にして考えないといけないでしょうから。

ちなみに、QURASはスマートコントラクト使えるので、ICOをQURASでできるという理解だと思うのですが、手数料が入るのはQURASプラットフォームを使ってトークンを発行した人という理解で合っていますよね?

はい、そうなります。QURASのブロックチェーン上でトークンを発行した人になります。

なるほど。それは非常に恩恵を受けられますね。

匿名のメリットってそこなんだと思います。手数料高めにとれるので。その手数料が運営者の毎月のランニングコストに少しでも貢献すればいいなと思います。

運営側のそういうメリットがあると、今までトークンを発行していたイーサリアムにいた人たちが流れてくるかもしれませんね。それで、オープンと匿名の選択肢をそれぞれユーザに持たせると。

そういうことです。集めたお金っていつかなくなると思うんですよ。その事業がうまく行くかもしれないし、うまく行かないかもしれない。

イーサリアムプラットフォームを使うとトークン送金の場合はGASがかかるので、手数料はマイナーに行きますが、QURASの場合はトークン発行者に行くということですよね。

そうですね。

これは画期的ですね!

みんなにネットワーク全体に分散されていくということです。プロジェクトってみんなでやるべきだと思うんですよ。コミュニティが盛り上がればいいんです。マイニングミーのTシャツみたいに(笑)

QURASのユニークなコラボレーション戦略

これはオフレコなんですけど(※今は公開されています)。JUAって調べてもらっていいですか?

これですか?(※これです→@Salty_Jua) この人ラッパーなんですか?

ラップです。ラップの良いのって権威に依存しないっていうところなので、ちょうどブロックチェーンとQURASと相性がいいなと思っています。自分を持つというのがラップだと思うんですよ。

かっこいいですね。

絶対これコミュニティ盛り上がると思いますよ。

もう1つは・・・(※この記事公開時点でまだオフレコです)

○○っていうですけど、音楽好きなら知っていますね。

私はこのジャンルは普段まったく聞かないですが、街中でなんとなく聴いたことがある記憶があります。

なかなかないですよね、こういうの(笑)

これからTavittさんと提携します。Tavittさんがすごいのはフォロワーが数めっちゃ多いんですよ。あそこにパートナーシップを発表します。

サトシ・ナカモトは天才だと思う

本当に皆さんにブロックチェーンの面白さを伝えたいんですよね。技術も面白いし、使っても面白いですね。だって、ビットコインで生活できるじゃんと思ったりするんですよ。換金できるところさえ押さえれば。

まだどうしても法定通貨を介さないといけないですよね。

みんな値段が上がった下がったばっかりですけど。そういうところも面白いんですけれども、使ってみるともっと面白いです。こんなに面白いものを考えたサトシ・ナカモトは天才ですね。

インセンティブの与え方の考えがすごいですよね。私はビットコインの仕組みを知ったのはビットクラブなんですが、内容はアレですけどビットコインの説明が素晴らしいんですよね。ビットコインすげーって思いました(笑)

だからヴィタリックも天才だと思うんですけれども、一番天才はサトシ・ナカモトですね(笑)その下に僕らはぶら下がっているだけです。ブロックチェーンは面白さと未来があるから、やっていることは確実に面白いと自信があるからできますね。

サトシ・ナカモトのすごいところって、これをオープンソースにしたところですね。これだけすごい発明を。日本人なら、革新的なやつだったらオープンソースじゃなくて特許にするでしょうし。日本人と感覚が逆ですよね。全部オープンにする。

たぶんサトシ・ナカモトってビットコインをコピーして作るやつが出てくるって予想してたと思うんですよ。そこまで考えてたんかなと思うと、もう天才ですね!

ちょっと前は特許化して囲ってしまうということが流れでしたけれども、今は何か優れたものがあるとオープンソース化してみんなに共有するという流れになっていますね。

と思うんですけれども、この2009年はまだそんな感じじゃなかったですね。アメリカは比較的そんな感じでしたけれども、日本なら特許とか使用料を取るとかしょぼいやり方でしたね。

体感的にはここ5年くらいですね。

そうですね。日本の事業ってオープンソース化の感覚は遅かったですね。僕は、ビットコインを初めて聞いた時の衝撃と、イーサリアムを初めて聞いた時の衝撃は大事にしようと思っています。

次回予告

次回は、細かい採用技術のこと、そして今後の展開や意気込みについてお伝えします。

第4部:今後の展開や意気込み(4/4部)

QURASに関する情報

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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