プロジェクト解説

【ICO】Iagon:クラウド上に作られるスーパーコンピュータ

プロジェクト解説
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QURASとパートナーシップを結んでいるIagonは、現在ICOを行っています。

どのようなプロジェクトなのか見ていきましょう。

Iagon 概要

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Iagon(イアゴン)は、複数のコンピュータのストレージ容量と処理能力を掛け合わせて、クラウド上にスーパーコンピュータを作り出すオープンソースのプロジェクトです。

Iagonと同様のことをしている既存勢力には、以下のようなものがあります。

  • Amazon:Amazon Web Service (AWS)
  • Google:Google Cloud
  • Microsoft:Windows Azure
  • IBM:IBM Cloud

これらのサービスはいずれも寡占状態で、サービス提供側の都合でサービスレベルや料金設定が決められます。また、寡占状態であるため、料金が彼らの言い値になり割高であったりと、利用者側にとっては金銭面で優しいとは言えませんでした。

Iagonでは、インターネット上の人々からストレージ容量と処理能力の提供を募り、それらの提供の見返りとしてトークンを渡す報酬モデルを採用し、分散化したスーパーコンピュータの世界を実現します。

Iagonと同種のプロジェクトには、Crowd Machineがあります。

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Iagonの特長

コンピュータの能力を提供するのは一般人

従来のスーパーコンピュータでは、資本力のある企業がデータセンターにコンピュータを大量配備し、クラスタリングをすることでその能力を利用することができました。

これに対して、Iagonではコンピュータの能力を提供するのは一般人になります。提供できるのはCPUやGPUの処理能力と、ストレージの空き容量になります。

提供するためには一工夫が必要で、最初にダッシュボードでマイナーアプリケーションの登録を行います。

Iagonのマイナーアプリ登録画面

Iagonのマイナーアプリケーションの登録画面

そして、マイナーアプリケーション上で、Iagonのサービスに提供するストレージ容量や処理能力(CPU, GPU)をどの程度にするかを決めることができます。

Iagonのマイナーアプリケーション

Iagonのマイナーアプリケーション

利用できる分散型プラットフォームの選択肢がある

Iagonでは、Iagonのクラウド上で展開している仮想マシンとの連携プラットフォームをIagon上で完結させることができるほかに、既にある既存のパブリック・プライベートブロックチェーンとも連携することができます。例えば、処理能力の提供はIagon上で受け、ストレージは外部のIPFSを利用するということができるようになります。

ホワイトペーパー図5より:Iagon上で完結させる例

ホワイトペーパー図6より:Iagonと他の分散型プラットフォームを組み合わせる例

処理能力やストレージを提供すると報酬を得られる

Iagonでは、処理能力やストレージを提供する行為をマイニングと呼びます。なぜならマイニングをすることで報酬が得られるからです。

Iagonのプラットフォーム利用者が処理の要求をIagonに送ると、Iagonでは機械学習のアルゴリズム(AI)を用いて処理するデータブロックを機械学習アルゴリズムを使ってマイナーに送ります。マイナーは、そのデータブロックを処理しデータ出力をIagonに送り返します。送り返されたデータ出力はIagon側で有効かどうか検証され、有効であれば、マイナーに報酬が与えられます。

もちろん、処理するデータブロックが多ければ多いほどマイナーの報酬が上がっていく仕組みになっています。

Iagonのモデルとマイナーとの関係

ホワイトペーパー図7より:Iagonのモデルとマイナーとの関係(つるはしアイコンがマイナー)

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ICOに参加するには

IagonのICOに参加するには、Iagonのページからサインアップし、ダッシュボード上でIAGトークンを注文します。IAGトークンを注文するためには、あらかじめKYC/AMLの手続きを済ませておく必要があります。

  • ICO期間:2018年7月7日から60-90日間(メインセール)
  • トークン名:Iagon Token
  • トークンシンボル:IAG
  • 総発行数:1,000,000,000 IAG (うちメインセールの売り出し対象 500,000,000 IAG)
  • 支払い可能通貨:ETH
  • レート:1 IAG = 0.12 USD
  • ソフトキャップ:5,000 ETH (約 1,448,200 USD)
  • ハードキャップ:50,000 ETH (約 14,482,000 USD)
  • 売れ残りが出た場合:不明

Iagonに関する情報

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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