プロジェクト解説

【ICO】Daox:ICO 2.0を実現するプラットフォーム

プロジェクト解説
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先日のICOVOに引き続き、本日もICOプラットフォームを取り上げます。今回はDaoxと呼ばれる、ICO 2.0を謳うプラットフォームです。

Daoxの概要

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Daoxは安全なICOを実施するためのICOプラットフォームを作るプロジェクトです。

今までのICOのプラットフォームは安全ではありませんでした。

特に深刻なのが信用に関する問題です。一度資金を送ってしまうとそのまま持逃げされるリスク、返金してほしくてもできないリスクなど、おそらくICOに参加した方ならば誰しもが感じた経験があるのではないでしょうか。

DaoxはICO 2.0を謳い、完全分散型のプラットフォームとしてそれらの問題を解決します。

先日ご紹介したICOVOと比べると、ICOVOが中央集権+分散型のアプローチを採るのに対し、Daoxは純粋な分散型である点が異なります。

今までのICOではできなくてDaoxでできること

Daoxでは、これまでのICOの問題を解決することができます。

投資家からみた問題点の解決

詐欺が防止できる

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これまでのICOでは、資金を支払ってしまえば全額がICOのプロジェクトに渡ってします。そのため、これを利用した詐欺が横行していました。

日本国内の代表例では「5ch Coin」という詐欺ICOがああります。巨大掲示板5ちゃんねるで使われる仮想通貨を謳って資金を集めていました。どれだけの資金を集めたかは、今もイーサリアムのブロックチェーン上に刻まれており、多くの人が被害に遭ったことを容易にうかがい知ることができます。

このように、一度に全額がプロジェクトに渡るというのは大きなリスクがあります。

Daoxでは、調達された資金はいったん資金をエスクローされます。厳密に書くと、ICOをするためのプロジェクトがDAO(自立型分散組織)として立ち上げられ、そのDAOに口座が紐づいている、そしてその口座の資金に資金がエスクローされているイメージになります。

プロジェクト側から提案が出された時に、投資家はその提案に応じてプロジェクトに資金を渡しても良いか投票します。投票で可決されると、DAOのエスクローされた資金がプロジェクトに渡ります。

このようにすることで、投資家の資金が完全にゼロになることを防げる仕組みがDaoxには備わっています。

そして副次的な効果として、プロジェクトチームのモチベーション維持にもつながります。一度に多くの資金を調達してしまうと、資金を調達できた達成感から息切れしてしまうプロジェクトが少なくありません。ICOの時はTwitterアカウントで頻繁に告知が行われていたのに、その後の告知がまばらになり、明らかに勢いが低下しているのはそのような表われです。

資金をいったんDAOにエスクローすることで、プロジェクト側はプロダクトの完成度を高め、投資家へら資金の引き出し提案を勝ち取るための努力をするようになるのです。

投票型の意思決定を行うことができる

ICO後に投票型の意思決定をするプロジェクトはいくつも存在しています。

例えば、日本人が多く参加したプロジェクトで有名なのがSwissborgというプロジェクトです。

Swissborgでは過去2回の投票が行われていますが、投票においては投票用のトークンが都度発行され、そのトークンを指定のコントラクトアドレスに送金するという方法を採っています。

この方法は非常に非効率で、またICOで発行されたトークン(つまり、投票用じゃないトークン)をコントラクトアドレスに誤送金して、投票したつもりが実は資金を失っていたという悲惨なことが起きている人もいます。

Daoxでは、最初から投票型の意思決定をするための機能が備わっており、Swissborgのようなことをしなくても済むようになります。これにより、ミスによる損失のリスクが大幅に減ります。

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払い戻しに対応している

これまでのICOでは、仕組み上払い戻しには対応していませんでした。払い戻しに対応しているICOは、単にそのプロジェクトが良心的に対応していただけのことで、免責事項に払い戻しを受け付けないプロジェクトも多く存在しています。

Daoxは、払い戻しがDaoxプロトコルのコア機能として搭載されます。ICOの投資家は、プロジェクの進捗に納得ができない場合やプロジェクトが詐欺であると判断した場合、投票して残りの資金を取り戻すことができます。

プロジェクト視点からみた問題点の解決

マーケティング費用や労力を減らすことができる

筆者調べですが、今その瞬間に同時開催しているICOというのは少なくとも1,000以上あります。

つまり、プロジェクトはこれらのICOの中で、自分のプロジェクトが良いように人々に”魅せる”必要があります。そのためには、多額のマーケティング労力と費用が必要になります。また、トークンを少しでも多く販売するために、代理店を利用し、酷い場合には彼らに40-50%もの報酬を出すことがあります。つまりは、投資家が思っているよりプロジェクトに残っている資金は少ないということです。

Daoxでは、プロジェクト掲載向けのプラットフォームを既に用意しており、Daoxのプラットフォームを利用することでマーケティング費用を節約することができます。さらには、Daoxのプラットフォームを利用することにより、1からICOのシステムを作らなくてもトークンセールができるようになります。

資金のハッキングリスクがなくなる

ICOを行ったプロジェクトは多額の資金を保有している為、多くのハッカーの標的に遭います。

これで有名な話は「The DAO事件」です。The DAOと呼ばれるブロックチェーンプロジェクトのコードのセキュリティホールが悪用され、当時のレートにして約65億円のイーサリアムが盗み出されました。それにより、イーサリアムのブロックチェーンがEthereumとEthereum Classicに分離するきっかけとなりました。

しかし、Daoxで資金を引き出すための条件は投資家による投票が可決されることです。そのため、ハッカーは従来よりもハッキングで資金を盗み出すことがより困難になります。

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Daoxプラットフォームで利用するDXCトークン

Daoxプラットフォームでは、基軸通貨としてDXCトークンを利用します。

DXCトークンの用途

プロジェクトにとってのDXCトークン

  • DaoxプラットフォームでICOを開始するために必要になる。
  • Daoxプラットフォームのモジュールやサービスを利用するために必要になる。
  • Daoxプラットフォームでプロモーションサービスを利用するために必要になる。

投資家にとってのDXCトークン

  • DaoxプラットフォームのICOの早期セールに参加できる。

DXCトークンのスペック

  • トークン正式名称:Daox Token
  • トークンシンボル:DXC
  • プラットフォーム:Ethereum
  • トークン規格:ERC20
  • 総発行数:150,000,000 DXC

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ロードマップ

  • 2017年05月:Daox事業の計画と研究開発
  • 2017年06月:Daoxプロジェクトコンセプト実証
  • 2017年09月:Daoxプラットフォームの開発開始
  • 2017年10月:DaoxプラットフォームAlpha版リリース
  • 2017年12月:イーサリウムブロックチェーン上にDaox DAppベータ版
  • 2018年03月:Daoxプラットフォームリリース
  • 2018年05月:Daox DAppリリース
  • 2018年05月:最初のクラウドファンディングをプラットフォーム上で実施
  • 2018年06月:DXCトークンのプリセール開始
  • 2018年07月:ICOのためのエアドロップ
  • 2018年08月:進行中のICOでDaoxプロトコルを使用するソリューションリリース
  • 2018年09月:統合アフィリエイトネットワークをリリース
  • 2018年09月:DXCトークンのパブリックセール開始
  • 2018年10月:Daoxプラットフォーム上で「Know Your Client」サービスリリース
  • 2018年10月:Daox Open APIリリース
  • 2018年12月:資金調達サービスネットワークをリリース
  • 2019年02月:リーガルアシスタントをリリース
  • 2019年03月:DaoxウォレットアプリのBeta版リリース
  • 2019年04月:年に1回のハッカソンを開始
  • 2019年09月:Daoxスタートアップアクセラレータを開始
  • 2020年Q1:Daoxウォレットアプリの正式版をリリース
  • 2020年Q1:プロトコルガバナンス向けのDAOを立ち上げ

DaoxのICOに参加するには

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DaoxのICOは、ホワイトペーパー内では分散型TGEと呼ばれています。TGEとは、第三者に監査を受けてプロジェクトの健全性にお墨付きを得た、いわば質の良いICOです。ただし、TGEだからといって、その後のトークン価格が上がると限らない点にご注意ください。

Daoxでは、プロジェクト自体の結果に満足しない場合の払い戻し投票に参加できるようになっています。つまり、DaoxのICOに参加したとして、Daoxのプロジェクトがうまく行かなくなった場合、残りの保管資金の払い戻しを受けられる可能性があります。

そのようなICOに参加するには、Daoxのページにアクセスし、ページをいくらかスクロールしたところにある「Buy DXC」の欄にメールアドレスを入力し「Get Tokens Now」をクリックします。あとはアカウントの画面から購入します。

ちなみに、DaoxのICOはプライベートセールがなくすべてがパブリックセールになります。

Daoxのトークンセール概要

  • トークンセール期間:2018年9月5日-10月
  • トークン価格:1 DXC = 0.00108 ETH+ボーナス(時期が経つにつれて減少)
  • トークン配布時期:購入直後
  • 購入に利用できる通貨:ETH
  • 最低購入額:なし
  • ソフトキャップ:3,000 ETH
  • ハードキャップ:20,000 ETH
  • 売れ残りトークンの扱い:バーン

Daoxに関する情報

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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