国産仮想通貨の中で最も時価総額が大きいのは実はc0banということをご存知でしょうか。c0banは支払い用途しか使えない仮想通貨でしたが、それがハードフォークしてCoban Rexxが誕生しました。
どのようなものか見ていきましょう。
Coban Rexx概要
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Coban Rexxは、c0banからハードフォークして誕生した和製の仮想通貨です。
支払い用途に特化したc0banとは異なり、Coban RexxではEthereumのように分散型アプリケーション(DApps)を意識したつくりになっており、スマートコントラクトをはじめ、再度チェーンやIPFSを使ったデータストレージなど、様々な機能が搭載されたブロックチェーンプラットフォームとなります。
今までの似たブロックチェーンの課題を払拭する思想が随所に取り入れれれています。
Coban Rexxの特長
c0banからハードフォークした仮想通貨
Coin Rexxは、2018年9月7日9時52分c0banからハードフォークした仮想通貨です。
ハードフォークとは、既存のブロックチェーンから新たなブロックチェーンを分岐させることです。主に、既存のブロックチェーンでは互換性を保てない程のアップデートを行う際に、ハードフォークが実行されます。
ハードフォークに伴い、既存のc0ban所有者には1:1の比率でCoban Rexxが配られます。
また、発行上限枚数がc0banの8800万だったのに対し、Coban Rexxではその10倍の8.8億になりました。
サイドチェーンを用意して全体処理を効率化できる
Coban Rexxでは、メインチェーンの他にサイドチェーンを用意します。
DAppsに対応したブロックチェーンとして有名なのはEthereumですが、EthereumはDAppsが直接メインチェーンと通信を行うため、通信のパフォーマンスが安定しませんでした。おまけにメインチェーンに負担が多くかかるため、Ethereumプラットフォームを利用者全体に悪影響を及ぼしてしまうようになっていました。
Coban Rexxでは、プラットフォームを利用するDApps単位でサイドチェーンを用意します。サイドチェーンはそのDApps専用となるためメインチェーンに悪影響を及ぼさなくなります。サイドチェーンはサマライズした情報をメインチェーンに渡すようになります。
これにより、DAppsのパフォーマンスを落とさず、なおかつメインチェーンの負担も上げずにプラットフォームの運用ができるようになります。
独自トークンを発行することができる
Coban Rexxでは、EthereumのERC20トークンのようにスマートコントラクトを使い独自トークンを発行することができます。
この独自トークンはCC-tokenと呼ばれ、Coban Rexxのスマートコントラクト(CSC)に基づいて発行されます。CC-TokenはEthereumのERC20やERC721と互換性があるため、Ethereumに慣れた開発者でも扱いやすいものになります。
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データストレージシステムが使える
Coban Rexxでは、プラットフォームの標準機能としてデータストレージシステムを組み込んでいます。
データストレージのファイルシステムにはIPFS(Inter Planetary File System)を採用します。IPFSはデータを分割して暗号化し、その分割したデータをネットワークのノード上のあちこちにコピーし、分散して保管します。データを使う側は、ネットワークに分散されているデータをかき集め、復元することによりデータを使うことができます。このような仕組みにより、IPFSでは高い耐障害性を実現することができます。
Cobann Rexxプラットフォームを利用するDAppsは、生成したデータをIPFSで管理することができるようになります。
チェーンにDAGも採用している
Coban Rexxでは、ブロックチェーンとDAGを統合した運用を行います。
DAG(Directed Acyclic Graph)は、取引データがチェーンにつながって改ざんが困難になる点は似ていますが、データを扱う構造がブロックチェーンと異なります。
ブロックチェーンは、ブロックに取引データを詰めていき、一定時間が経ったら封をしてデータを管理していきます。
それに対し、DAGでは取引データをチェーンにどんどん付けていくデータ構造をします。最終的に一方向性の網目状のデータ構造となります。この構造ゆえに、取引の承認をブロックチェーン以上に高速化することができます。
スーパーライトニングネットワークをサポート
Coban Rexxでは、スーパーライトニングネットワークをサポートします。
ライトニングネットワークとは、もともとはビットコインの取引の遅さを解決する技術になります。ビットコインのブロックチェーンの上に、ライトニングネットワークを敷き、取引をライトニングネットワーク経由で行います。
ライトニングネットワークからは、取引のサマリーのみをブロックチェーンに渡します。決済が高速化できるのと引き換えに、すべての取引がビットコインブロックチェーン上に記録されないという問題点もあります。
話は戻り、Coban Rexxでもこのようなライトニングネットワークをサポートします。スーパーライトニングネットワークを組み合わせることによって、一秒間に数百万の取引を捌くことができるようになります。
自前のウォレットと分散型取引所を用意
Coban RexxではCCEX(既存のC-CEXという取引所とは別物)という自前の取引所、そしてHello Pay Walletというウォレットを用意します。
CCEXでは、BTCやETHのような主要仮想通貨を扱えるようになるのに加えて、CCH(Cobann Rexxのシンボル)建ての取引もできるようになります。また、Coban Rexxのプラットフォームで発行したCC-Tokenもサポートされます。
Hello Pay Walletでは、CCHの他に主要な仮想通貨に対応しており、コールドウォレット対応しています。また、ウォレットアプリ上から直接取引することができるようになります。
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ロードマップ
ロードマップの内容が多いので、項目だけを掲載します。
- Phase 1 2017.8 ? 2018.2:CCH 技術コミュニティ設?
- Phase 1 2018.2 ? 2018.4:c0ban 重?セキュリティホールを解決
- Phase 1 2018.4 ? 2018.8:CCH 技術フォーク準備
- Hard Fork 2018.9.7:ハードフォーク
- Phase 2 2018.9 ? 2018.10:CCH 技術アプリ定着準備
- Phase 2 2018.10 ? 2018.12:CCH エコシステムを製作
- Phase 2 2019.1 ? 2019.5:DPoSコンセンサスアルゴリズムを導入
- Phase 3 2019.6 ? 2019.8:分散型仮想通貨取引所(CCH 取引所)CCEXリリース
- Phase 3 2019.9 ? 2020.1:CCH アプリ技術アップグレード
- Phase 3 2020.2 ? 2020.8:CCH ブロックチェーン全エコシステムの?ち上げ完了
Coban Rexxに関する情報
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