プロジェクト解説

【ICO】Platio:仮想通貨フレンドリーのイギリス発金融サービス

プロジェクト解説
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仮想通貨フレンドリーな金融サービスは、BankeraMyCryptoBankなど多数ありますが、後発になるにつれてより先鋭化しています。

今回ご紹介するPlatioは、仮想通貨と従来の金融のシームレスさをかなり意識した金融サービスのプロジェクトになります。

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Platioの概要

Platioは、仮想通貨と法定通貨を安全に交換することができる企業向けのソリューションを提供します。

既にEU仮想通貨ライセンスイギリスの金融ライセンスを取得しており、主に提供するには、決済や送金サービスになります。

Platioでは、EOSのブロックチェーン技術を採用し、次世代の決済の仕組みとされながらも致命的な仮想通貨の問題点を補うソリューションを提供します。

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仮想通貨の問題点とPlatioが提供する解決策

Platioが目指すのは、仮想通貨の問題点を解決し、事業領域にまで仮想通貨決済が浸透することです。

それでは、どのような問題点があってどう解決するのかを見ていきます。

課題1:資産の種類よってアカウントを分けなければならない

今までの金融サービスでは、法定通貨の送金をする場合は銀行のアカウント、株式売買する場合は証券会社のアカウント、仮想通貨の売買や送金の場合は取引所やウォレットのアカウントと、それぞれの資産の種類によってアカウントを使い分けなければいけませんでした。

Platioでは、仮想通貨と法定通貨、株式へのアクセスを1つのアクセスで実現することができるようになります。

課題2:仮想通貨の価格変動リスクがある

仮想通貨には急激な価格変動リスクがありました。資産の評価額が大きく上昇する可能性もありますが、その逆もあります。

Platioでは、予め指定した条件で資産を換金できるようにし、急激な価格変動に対応したユーザー資産を保護します。

課題3:秘密鍵を紛失すると仮想通貨資産にアクセスできなくなる

仮想通貨の最も大きなリスクの1つが秘密鍵の紛失リスクになります。

仮想通貨における秘密鍵の役割は、仮想通貨を送金できるようにことです。つまり、秘密鍵が失われると、送金できる手段が失われ、二度とその資産を取り出すことはできなくなります。

Platioでは、資産が長い間使用されていないと判断される場合に、事前に選択した仮想通貨ウォレットや法定通貨アカウントに転送します。これにより最悪の事態が回避できます。

この機能が一番威力を発揮するのが、ユーザーに不幸があった場合になります。

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課題4:仮想通貨のトランザクションはキャンセルできない

仮想通貨の決済は一方的であり、一度実行してしまうとキャンセルできません。既に支払い済みで、相手が契約を履行しないと手遅れになってしまいます。

Platioではそのようなことを回避するために、エスクローサービスを提供します。

支払い側は仮想通貨を支払いますが、それが取引相手に行かずにいったんPlatio上で保留されます。取引相手は、支払いの事実を確認したら、契約を履行します。履行し終わった時に保留された資金が取引相手に渡るようになります。もし、契約が履行されなかったら着金せずに、支払い側に返金されます。

課題5:銀行が仮想通貨に閉鎖的である

従来からある伝統的な銀行は、仮想通貨に拒否反応を示し、仮想通貨ユーザーの口座開設を拒否してしまいます。

Platioでは、仮想通貨フレンドリーな銀行システムを提供し、7つのプロダクト(後述)で仮想通貨決済を利用しやすいようにします。

課題6:仮想通貨が企業でほとんど導入されていない

現時点で仮想通貨の扱いは厄介です。そもそもの入手や保管の手間が多すぎるためです。

Platioではビジネス用ソリューションを提供することで、仮想通貨決済が受け入れられるようにしていきます。

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Platioの7つのプロダクト

Platioでは、前述の課題を解決するために7つのプロダクトを提供します。

交換・仲介システム

交換システムでは、ユーザーは仮想通貨と法定通貨のどちらでも交換や取引ができるようになります。仮想通貨ではメジャーなものをはじめ、ブロックチェーンプロジェクトのトークンもサポートされます。

仲介システムでは、仮想通貨や法定通貨、ブルーチップ(優良株式銘柄)の他、従来の金融商品のデリバティブ、仮想通貨のデリバティブが取引できるようになります。

アセットガード(資産保護)

アセットガードでは、仮想通貨の急激な変動リスクを軽減させ、万が一一定期間以上の休眠状態が発生した場合にでも資産にアクセスできる手段を提供します。

前者は、オートエクスチェンジと呼ばれる機能になります。

事前に指定した市場価格に到達した場合、指定した量の資産を別の資産に交換します。交換は以下のパターンがあります:

  • 仮想通貨、株式 → 法定通貨
  • 法定通貨 → 仮想通貨、株式
  • 株式 → 法定通貨、仮想通貨

また、後者の休眠状態への対応は、スタンバイ転送と呼ばれる機能になります。

Platioでは、事前に設定した数個の質問に答えることで資産へのアクセスを復元することができます。万が一、このアクセスがうまく行かない場合や、ユーザーに不幸があった場合への対応としてスタンバイ転送があります。

スタンバイ転送では、以下のようなことができます:

  • 法定通貨を、Platio内外の銀行口座に自動的に転送する
  • 仮想通貨を、Platio内外の仮想通貨ウォレットに自動的に転送する
  • 別のPlatioアカウントにすべての資産を自動的に転送する
  • すべての資産を、自動的に法定通貨に交換し、Platio内外の銀行口座に自動的に転送する
  • すべての資産を、自動的に仮想通貨に交換し、Platio内外の仮想通貨ウォレットに自動的に転送する
  • 仮想通貨を、自動的に仮想通貨に交換し、Platio内外の仮想通貨ウォレットに自動的に転送する
  • 仮想通貨を、自動的に法定通貨に交換し、Platio内外の銀行口座に自動的に転送する
  • 株式をを、自動的に法定通貨に交換し、Platio内外の銀行口座に自動的転送する

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PlatioPayカード

PlatioPayカードは、チャージ型のデビットカードです。

Platioの法定通貨や仮想通貨をあらかじめチャージすることで、チャージした分だけクレジットカードが使えるお店で利用することができます。

内部転送

Platioのユーザー同士で、仮想通貨や法定通貨、株式を無料で譲渡することができます。

決済と送金

Patioでは、3+1の決済と送金を使うことができます。

まず”3”の方では、SWIFT/SEPA/RIPPLEの決済ネットワークを通じて送金を行うことができます。仮想通貨で支払う場合、自動で法定通貨に変換されます。

続いて、”1”はOCT(オリジナル・クレジット・トランザクション)と呼ばれる個人や事業主のための機能です。OCTはPlatioユーザー同士の送金手段になります。

Platioユーザーは、仮想通貨や法定通貨を直接PlatioPayカードに送金することができます。

請求書発行と取引処理

個人や法人ユーザーは、オンライン事業主向けの Platio 請求書発行、取引処理サービスを利用し、仮想通貨と同様に法定通貨にも対応出来るようになります。

スマートエスクロー

スマートエスクローを使うことで、片方が契約を履行することなく資金を持ち逃げするということを防ぐことができます。

支払い側は、支払いを執行するといったんその資金はPlatio上に一時的に保留されます。受け取り側が契約を履行した場合に、保留した資金の支払いが執行されるようになります。

このようにして、お互いのリスクを最小限にすることができます。

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Platioプラットフォームで使うPGASトークン

Platioプラットフォームでは、PGASトークンを利用します。

PGASは、Platioプラットフォーム内での手数料や使用料金、サブスクリプション料金の決済ツールとして必要になります。

トークンのスペック

  • トークン正式名称:Platio Token
  • トークンシンボル:PGAS
  • プラットフォーム:Ethereum
  • トークン規格:ERC20
  • 最大発行数:397,500,000 PGAS

ロードマップ

  • 2017年:イギリスでFCAのライセンス取得
  • 2018年Q1:EU仮想通貨ライセンス取得
  • 2018年Q2:パートナーシップ構築
  • 2018年Q3:交換システムとPlatioPayカード、プライベートプレセール
  • 2018年Q4:パブリックプレセール、パブリックセール
  • 2019年Q1:決済と送金 SWIFT/SEPA/RIPPLE/OCT (1.0)、請求書発行機能 (1.0)
  • 2019年Q2:オンライン事業主向け取引処理機能 (1.0)
  • 2019年Q3:内部転送、交換仲介システム、アセットガード (1.0)、Platioブロックチェーン始動
  • 2019年Q4:Platioブロックチェーン上で資産のトークン化、決済と送金 SWIFT/SEPA/RIPPLE/OCT (2.0)、PlatioPayカード (1.0)、オンライン事業主向け請求書発行、取引処理機能 (2.0)、スマートエスクロー (2.0)
  • 2020年Q1:内部転送 (1.0)、交換仲介システム (2.0)、アセットガード (2.0)、アジア市場進出
  • 2020年Q2:スマートエスクロー (2.0)、Platioスマートバンキングエコシステム

ICOに参加するには

2018年10月13日現在、Platioはプライベートプレセールを行っています。パブリックセールは、2018年11月12日からになります。

ICOに参加するには、PlatioのWebサイトにアクセスし、ホワイトリストに登録します。

  • セール日程
    • パブリックプレセール:2019年11月12日-11月25日
    • パブリックセール:2019年11月26日-12月9日
  • 販売数:258,375,000 PGAS
  • 販売レート:1 PGAS = 0.20 EUR(パブリックプレセール:+10-15%ボーナス、プレセール:+0-8%ボーナス)
  • 支払い通貨:ETH, BTC, その他仮想通貨
  • ソフトキャップ:5,000,000 EUR
  • ハードキャップ:34,500,000 EUR
  • 売れ残りトークンの扱い:バーン

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調達額によって開発される機能が区別される

Platioでは、資金調達状況で開発される機能に段階を設けています。

調達額 段階 機能 地域によって達成された規制要件
500万ユーロ
(ソフトキャップ)
基本
  • PlatioPayカード
  • 内部転送
  • 交換・仲介システム
  • 決済・送金
ヨーロッパ
1500万ユーロ 応用
  • アセットガード
  • 請求書発行と取引処理
アジアの金融ハブ
3450万ユーロ
(ハードキャップ)
フル
  • スマートエスクロー
東南アジア

Platioに関する情報

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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