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コラム

Filecoin(ファイルコイン)のマイニングサービスはどれを選べば良いか

Filecoin_IPFS Cloud コラム

現在Filecoin(ファイルコイン)のマイニングサービスが多く出ており、それらの差は投資家からはわかりにくいものになっています。

最近、筆者のもとには「Filecoinのマイニングサービスでこういう話が来ているんだけど大丈夫?」という相談が来るようになりました。

この記事では、第三者から客観的に判断可能なデータが揃ってきた2020年9月7日において、その注目ポイントをお伝えしていきます。

そもそもFilecoinのマイニングサービスとは

自分が投資しているものが何かを理解することは極めて重要です。一般的にFilecoinのマイニングサービスでは、サーバーのストレージを期間限定で区分所有するイメージになります。

Filecoinのマイニングサーバーの一例

例えば、サーバーに100TBのストレージが搭載されて、自分が10TBのストレージを契約した場合、サーバーから得られるFIL(Filecoinの仮想通貨のこと)の10分の1が自分に比例配分されることになります。実際には、ここから管理費が差し引かれます。

FILの配分方法は、マイニングサービス業者に委ねられるため、業者の都合で配分が止まるリスクはいずれにも存在しています。そのため、その業者を信じるしかないという前提があるため、しっかり業者の真正性について確認する必要があります。

Filecoinのマイニングサービスの見極めポイント

多くのマイニングサービス業者は、容量あたりの単価やマイニング規模を売りにする場合がありますが、そこはあくまでも検討をするための一要素にしか過ぎません。

Filecoinのマイニングサービスの良し悪しは、投資の観点でみると以下の要素の掛け算になります。

  • 1 TBあたりのマイニング効率:マイナーの設備要因で変化する値。高いほど良い。
  • 報酬率・還元率:投資家への還元FILの割合。高いほど良い。
  • マイニング成功率:データ処理にが正常に完了し、マイニングに成功した割合。100%に近いほど良い。

上記の掛け算に対して、初期投資額が低ければ投資家は高いリターンを得ることができます。

この中で、「1 TBあたりのマイニング効率」と「報酬率・還元率」は、実はそれほどマイニングサービス業者の間で差がありません。しかし「マイニング成功率」に関しては、依然としてマイナーごとに大きなばらつきがあります。

Filecoinのマイニング成功率が高い状態とは、データを滞りなく保存でき、データを取り出すときに滞りなく検索ができるかということになります。

Filecoinでは、データ処理をセクタ単位で扱っており、この処理の成功率が判断要素の1つになります。処理がうまくいかないと、FilecoinではマイナーがデポジットしたFILが減らされるというペナルティが用意されており、それは結果的に投資家の収益を下げることに繋がります。

これらの多くは、Filecoinの統計サイトを利用して確認することができます。確認の際にはマイニングサービス業者のマイナーIDが必要になります。マイナーによっては複数のIDが存在しているので、問い合わせてみると良いでしょう。もし開示を断られた場合は、その時点で投資検討対象から外すことをお勧めします。たとえパフォーマンスが良くないとしても、誠実な業者であれば開示してくれるからです。

見極めポイントの個別要素

統計データの確認には「FILscout」を使用します。FILscountは、日本語表示を使うことができますが、翻訳が今ひとつであるため、本ページの説明では英語画面を使用します。

セクタのデータ処理の成功率が高いか

Filecoinは、データ処理をセクタ単位で行っています。この処理の失敗比率が多ければ、問題があると判断できます。

この要素は「Adjusted Power」から確認することができます。

その中の「Sector Status」が特に重要な値になります。「All Sector」は、処理が試みられたセクタ数の総計になります。そのうち正しく処理できたものが「active」の値になり、処理に失敗したものは「faults」になります。faultsのうち、自己復旧させたセクタは「recoveries」になります。faults及びrecoveriesの値が小さければ小さいほど良く、理想は両者の値が0になることです。

良い例では、faultsは0になり、自ずとrecoveriesも0になります。悪い例では、全体に対してfaultsの割合が多く占めています。

セクタのデータ処理の成功率が高いか

ストレージパワーが安定して推移しているか

Filecoinでは、マイナーはネットワークに対してストレージパワーを提供します。そして、ストレージパワーが安定して提供され続けていると、報酬獲得のための高いスコアリングがされるようにっています。

この要素は「Power Change」から確認することができます。

Filecoinでは、ネットワークから有効とみなされたストレージパワーが「Adj.storage Power Growth」となり、その累積が「Adj.storage Power」となります。「Adj.storage Power Growth」はプラスに安定的に推移していれば良く、「Adj.storage Power」が直線的に右肩上がりであることが望ましいです。

良い例では、常にAdj.storage Power Growthがプラスで安定的に推移しており、時間経過とともにAdj.storage Powerが右肩上がりになっています。悪い例では、Adj.storage Power Growthがマイナスに触れることもあり、Adj.storage Powerの線が不安定に波打っています。

ストレージパワーの変化が安定しているか

マイナーの残高の変化が安定しているか

Filecoinでは、マイナーがマイニングをする場合はFilecoinで使われる暗号資産のFILをデポジットする必要があります。デポジット額は、マイニング容量が大きくなるほど増えていきます。

もし、セクタに不具合が発生してデータ処理に失敗した場合、デポジットしたFILはペナルティとして取り上げられることになります。ペナルティは、その度合いにより、セクタで本来獲得する報酬の1日分から2.14日分になります。

この要素では「Account Change」に注目していきます。

マイナーがデポジットした額は「Pledged Balance」になります。データ処理で失敗を繰り返している場合、ペナルティによってFILを失うため、報酬などを含めた「Total Balance」が増えなくなります。

良い例では、Total Balanceはスムーズに増えていきます。悪い例では、ペナルティの影響によりTotal Balanceは伸び悩んでいます。

マイナーの残高の変化が安定しているか

1TBあたりのマイニング効率が良いか

実は、上記の要素を総合した値は「Mining Data」の「Mining Efficiency」に反映されます。Mining Efficiencyとは、1TBのマイニングパワーから得られるFILの数量になります。

なぜ、最も手軽にできるこの値を最初に提示しなかったのかというと、同じMining Efficiencyの値を得る場合でも、その質が異なるからです。

Mining Efficiencyの値は、多ければ多いほど望ましいです。この値は、直近24時間と7日の時間軸で比較することができます。

例は、7日間で比較した場合です。良い例では、8.25 FIL/TiBに対して、悪い例では5.92 FIL/TiBになります。仮に、1 FIL = 2,000円として、年間このままの収益で推移するとした場合、良い例だと86.0万円、悪い例だと61.7万円が年間収益見込みになります。

本記事の時点で、値はテストネットの結果からしか取れないため、実際の値は低くなると考えるほうが自然です。しかしながら、マイニングサービス業者によって、これだけの開きが出てくるという可能性がある点は押さえておくと良いでしょう。

1TBあたりのマイニング効率が良いか

単価やコストが妥当か

他のサービスと比較可能な場合、1TBあたりの1年単価のマイニングサービスのコストを比較してみます。

マイニングサービス業者を比較して、たとえ1TBあたりのマイニング効率が同じだとしても、コストの割合により利益が異なる場合があります。一般的にあげられるコストとしては管理費があります。

また、販売方式にMLMを採用しているマイニングサービスは、それ自体のマイニング効率が良かったとしても、紹介報酬分のコストがある分、結果として投資家の手残りが少なくなります。

単価が安くてもマイニング効率が良く、コストが低くなければ意味がないので、値段だけにとらわれないようにすることが大切です。

契約期間が妥当か

マイニングサービスの一部では、5年を超える長期契約ができるものが存在しているようです。しかし、契約期間が長いからといってそれが必ずしも良いとは限りません。

例えば、5年契約をした場合、自分が投資したお金を使って機器が5年間押さえられることになります。しかし、IT機器の性能向上速度は速いため、同じ機器を5年間押さえるよりは、2年程度の期間で契約して、その後に登場したより最新の機器でマイニングするほうが総合的なパフォーマンスを上げられる可能性があります。

特にストレージ機器は、IT機器の中でもライフサイクルが短めのものになります。利用者が年を追うごとに大きなデータを預けていく傾向にあり、さらにストレージそのものの消耗が激しいからです。ストレージは消耗品です。HDDではヘッダが摩耗し、SSDでは内部の絶縁体が劣化していきます。

一般的に、ストレージを大量に積んだファイルサーバーの製品サイクルは2から3年になります。そのため、契約期間が2から3年にして、1TBあたりの1年単価が割安になる場合は、その期間を目安に契約するほうが、1年契約よりも総合的にプラスに作用する可能性があります。

見極めポイントのまとめ

Filecoinのマイニングサービスでは、必ずしもマイニングの容量単価がマイニングの収益に大きく貢献するわけではありません。

セクターのデータ処理の失敗がなく、マイニングパワーが安定して推移しているマイナーが、結果的に良いマイニング効率を確保することができます。そのため、お金の面だけにとらわれず、総合的に見ていくことが必要になります。

現状で、今のテストネットが流動的になっているため、これらは1つの指標としてお考えください。メインネットのローンチ後に、指標が変わる可能性も今の段階では否定できません。

実際にどのようなマイニングサービスを選べばよいのか

筆者もいち投資家であるため、このトピックは非常に関心があるテーマになります。現時点で得られるデータやコスト面、手の届きやすさから総合して、FILECOIN MINERはより良い選択肢になる可能性があります。

FILECOIN MINERは、中国NONENTROPY社のマイニングを採用し、高いマイニング効率を獲得しています。NONENTROPY社のマイナーに関するデータは、FILscout上にてt03266(NONE)とt010056(NONE-Maxwell’s Demon)のマイナーIDから確認することができます。

FILECOIN MINERの優れている点

1.セクタのデータ処理の成功率が非常に高い

FILECOIN MINERは、セクタのデータ処理の成功率が非常に高くなっています。

特に、t03266に関しては、2020年9月7日時点においてSector Statusが「Sector 21181, active 21180, faults 0, recoveries 0」となっており、処理失敗(faults)が1件もありません。FILscoutで他のマイナーと比較しても、ここまでfaultsの値が低いマイナーはほとんどありません。

これは今後メインネット稼働時においても、高いマイニング成功率を確保できるということを意味します。

FILECOIN MINERのデータ処理

2.ストレージパワーが安定して推移している

FILECOIN MINERは、セクタのデータ処理の成功率が非常に高いため、ストレージパワーが安定して推移しています。

t03266では、Adj.storage Power Growthのマイナスへの落ち込みが序盤の1回だけで、t010056の結果はt03266には劣るものの、いずれも直線的にAdj.storage Power Growthが上昇しています。

そのため、今までの実績を報酬に反映させるFilecoinの仕組みにおいては、優位になります。

FILECOIN MINERのマイニングパワー

3.1TBあたりのマイニング効率が良い

FILECOIN MINERでは、2020年9月7日における直近1週間のマイニング効率がt03266で8.31FIL/TB、t010056では7.75FIL/TBとなっています。これは、1日あたりになおすとそれぞれ1.18FIL/TB、1.10TB/FILになります。これは他社より、10から15%程度効率が高い傾向にあります。

FILECOIN MINERのプラン

FILECOIN MINERのプランは2年契約が前提となっており、6つのプランが存在しています。いずれの1TBあたりの1年単価は相場通りで、割高ではありません。

プラン名 契約容量 価格 (税込み) 1TBあたりの1年単価
Starter Plan (2年) 1.6 TB 131,120 円 40,975 円
Standard Plan (2年) 4.0 TB 327,800 円 40,975 円
Premium Plan (2年) 16 TB 1,311,200 円 40,975 円
Crown Plan (2年) 32 TB 2,622,400 円 40,975 円
Private Plan (2年) 82 TB 6,556,000 円 39,975 円
Founder Plan (2年) 168 TB 13,112,000 円 39,023 円

いずれのプランでも、マイニングされたうち管理費として28.5%がかかり、71.5%が投資家に還元されます。つまり、100 FILマイニングしたら、71.5 FILが投資家の手元に配分されるということになります。

損益分岐点のシミュレーション

2020年9月7日時点で、Filecoinのメインネットはローンチしておらず、ローンチは9月後半に予定されています。現実的に、損益分岐点はテストネットの値を手がかりにするしかないため、メインネットローンチ後の値と大きく乖離する可能性があります。そのため、この章はメインネットローンチ後に更新される予定です。

仮に、現状のマイニング効率を現状より保守的に見積もり、1日あたり0.8FIL/TBで計算した場合、1年で292FILの採掘見込みになります。これは、計算上1 FIL=196.26円 が損益分岐点になります。

2020年9月7日時点で、Filecoinのメインネットがローンチしていないため、参考にできるFILの市場価格は先物(IOU)になります。現状は、1 FIL (IOU) = 2,139.75円であるため、メインネットのマイニング難易度が現状テストネットの10倍にならない限りは赤字にならない見込みになります。

参加方法

FILECOIN MINERでは、まずユーザー登録をして、その後「購入」からご自身が気になるプランを選択します。購入方法は、日本円の銀行振込の他、暗号資産払いに対応しています。銀行振込の方が申し込みは簡単になっています。

FILECOIN MINERに銀行振込で参加する

暗号資産払いでは、以下のリンクからユーザー登録し、BTC, ETH, USDTで支払うことができます。いったん、支払い用のウォレットにチャージする必要があります。

FILECOIN MINERに暗号資産払いで参加する

ユーザー登録すると以下のような画面が表示されます。左がマイページになります。「ウォレット」に購入に使用する通過をチャージし、画面下の「購入」から右のようなプラン一覧に飛び自分が希望するプランを選択します。

FILECOIN MINERのユーザー画面

▼FILECOIN MINERに関する公式情報

FILECOIN MINER
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