昨今、様々なミームコインが登場しています。ドージコイン(DOGE)やShiba Token(SHIB)に代表とされるように、そのほとんどは何かしらの動物がモチーフとなり、とりわけ犬は最も人気な動物となっています。今回は、実用的な柴犬のミームコインであるFloki inu(FLOKI)を紹介します。
イーロン・マスクの柴犬Flokiからインスパイア
Floki inuは、テスラやスペースXの創業者として知られているイーロン・マスクの柴犬ペットFloki(フロキ)からインスパイアされたミームコインです。ホワイトペーパーでは「Floki Inuは、ミームコインではなくムーブメントです」と謳われており、単に発行されて終わりなよくあるミームコインではなく、様々なユースケースを生み出していきます。
I’m getting a Shiba Inu #resistanceisfutile
? Elon Musk (@elonmusk) March 14, 2021
My Shiba Inu will be named Floki
? Elon Musk (@elonmusk) June 25, 2021
Floki has arrived pic.twitter.com/2MiUKb91FT
? Elon Musk (@elonmusk) September 12, 2021
Floki Inuは、既に外部サービスでFLOKIトークンを支払い通貨として使えるようにするためのパートナーシップを締結しています。また、プロジェクト自身の取り組みとしてNFTメタバースゲームのValhalla、NFTおよび商品マーケットプレイスのFloki Places、コンテンツ/教育プラットフォームのFlokiI Uiversityを開発しています。
Floki inu(FLOKI)のユーティリティ
Floki inuのFLOKIトークンは、いくつかのユースケースが発表されています。ValhallaはFloki inu自身のプロジェクトであり、その他はパートナーシップになります。以下は、2021年10月19日時点で発表されているものになります。
NFTメタバース:Valhalla
Valhalla(ヴァルハラ)は、現在15人のチームによって開発されている、Play-to-EarnのNFTメタバースゲームです。ゲームでは、ヴェラと呼ばれる生き物を捕まえ育て、強化していきます。また、ゲーム内では作物も育てることができます。これらはNFTであり、ヴェラには9兆通りもの組み合わせがあります。プレイヤーは、NFTを売ることで利益を上げることができる他、ゲームをたくさん遊んで稼ぐことができるようになります。
NFTマーケットプレイス:Curate
Curate(キュレート)は、GASが不要なNFTマーケットプレイスです。また、後に物理的な商品マーケットプレイスも開始される予定です。FLOKI inuとCurateとのパートナーシップでは、マーケットプレイスの決済にFLOKIトークンが利用できるようになる他、Floki inuがCurateのNFTプラットフォームの技術を活用します。
eコマースマーケットプレイス:CryptoCart
CryptoCart(クリプトカート)では、ユーザーは世界中のAmazon, ebay, PlayStation, Apple, Starbucksのギフトカードを暗号資産で購入することができます。また、一部のマーケットプレイスにある商品をCryptoCartを経由して購入することで、支払い時に暗号資産払いをすることができます。FLOKI inuとCryptoCartとのパートナーシップでは、CryptoCartにおける支払いにFLOKIトークンが利用できるようになります。
FLOKIトークン
FLOKIトークンは、Floki inuエコシステムのユースケースで利用することができます。
基本情報
- トークンシンボル:FLOKI
- 発行総数:10兆 FLOKI
- 発行チェーン:
- Ethereum(0x43f11c02439e2736800433b4594994Bd43Cd066D)
- Binance Smart Chain(0x2B3F34e9D4b127797CE6244Ea341a83733ddd6E4)
トークノミクス
FLOKIが売買されると、8%が売買手数料から差し引かれます。8%のうち、4%はマーケティングとエコシステムの開発に割り当てられ、残り4%はFLOKI保有者の間で比例配分されます。
また、差し引かれたFLOKIの一部がバーンされているようになっており、デフレする設計になっています。