プロジェクト解説

Web3仕事マッチングサービス「WAVEE」とは?

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Web3業界が拡大するにつれ、人材や仕事のマッチングの需要は高まっています。しかし、Web3特化を謳う求人サービスの多くは、従来の求人サービスの延長線上にあります。エッグフォワードは、Web3サービスとして実装されたWeb3特化型の仕事マッチングサービス「WAVEE」を展開しています。

Web3仕事マッチングサービス「WAVEE」の概要

WAVEE(ウェイビー)は、エッグフォワード株式会社によるWeb3の求人や案件に特化した仕事マッチングサービスです。ユーザーによる招待制度とNFTを活用することにより、ユーザーの登録を促し、企業には採用コストの低減をもたらします。

これまでの仕事マッチングサービスのビジネスモデルは、情報をクローズドにして利益を上げることが主流になっています。これは自社が案件情報や候補者を囲い込んで利益を上げられるメリットがある一方で、候補者に最適な仕事を提供することにつながりにくくなるというデメリットにもなっています。そこで、エッグフォワードは、最適な仕事を見つけられるようあらゆる仕事と人を繋ぐ、そのために情報をオープンにすることで利益を生み出す仕組みを作れるのではという発想のもと、Web3を同社の仕事マッチングサービスWAVEEに応用しました。

WAVEEは招待制になっており、候補者を招待したユーザーと候補者には、その証としてNFTが付与されます。候補者とWeb3案件とのマッチングが成立すると、候補者を招待したユーザーと候補者の両方にマッチング報酬の一部が還元されます。また、招待により得られる報酬は2次の招待者(招待した人が招待した人)までに及ぶため、たとえ招待された人に求職意思がなかったとしても、その先で発生するマッチング報酬を期待することができるようになります。このような仕組みにより、気軽に知人を招待でき、WAVEEでは効果的に人材プールを拡大できるようにしています。

WAVEEの招待制の仕組み

WAVEEの招待制の仕組み

また、招待制の仕組みが人材を採用したい事業者にもメリットをもたらします。事業者は人材エージェントに支払う年収の35%程度よりも低い手数料の支払いで済むようになります。さらに、求人の掲載で月額費用を支払わなくて良いため、月次コストを抑えることができるようになります。加えて、事業者側も招待する側に回ることで、最終的に採用コストを圧縮しかつ組織にフィットする人材のプールを大きく拡大させられます。

さらに、WAVEEでは、NFTは法律上は債権として整理され、有価証券としての性質を持たないため、WAVEE側の一定の対応の下、他人に譲渡できるようになります。加えて、招待を交えた仕組みはユーザー・企業共に有料職業紹介事業や募集情報等提供事業には該当せず、法的にクリアな状態で運営されています。

WAVEEのメリット

一般ユーザーのメリット

副業やフリーランスの案件にも対応

Web3業界では、事業で網羅すべき専門性の幅が広く、プロジェクトのフェーズにより必要とされる人材が変化することが頻繁にあります。そのため、WAVEEでは正社員や契約社員のような従来の就業形態に限らず、副業やフリーランスが対応可能な案件も取り扱っています。

求職意思がない人にも登録メリットがある

WAVEEでは、知人を招待することで招待した側にNFTが配布され、被招待者と仕事のマッチングが発生すると、NFT保有者はマッチング成果報酬の一部を獲得することができます。報酬は、被招待者がWAVEEを使って転職やフリーランス案件獲得等するたびに継続的に発生するようになっています。また、報酬の発生対象は2次の招待者(招待した人が招待した人)に及ぶため、自分や直接の招待相手に求職意思がなかったとしても、その先からのマッチングによる報酬の機会を期待することができるようになっています。

求職者・案件希望者にも報酬が還元される

WAVEEでは、招待された求職者やフリーランス・副業等の人も成約時にマッチング報酬の一部を獲得することができます。これにより、他社の人材マッチングサービスを使うよりも経済的メリットを享受できるようになります。

企業のメリット

企業にフィットしやすい人材を見つけやすくなる

一般的なリファラル採用では、従業員からの紹介が採用につながると、従業員に紹介料が支払われるようになっています。しかし、従業員が仕事を求めている知人を把握していなかったり直接のつながりは限定的であるため、金銭的なメリットがあっても採用が効果的に機能しないことがほとんどです。

WAVEEでは、従業員からの紹介が発生しやすく、さらにその紹介、その次の紹介…というつながりが発生しやすい仕組みになっています。従業員等から始まる紹介のプールは従業員と比較的近い人々になるため、企業は組織にフィットしやすい人材へのアプローチを行いやすくなります。

採用コストを抑えられる

リファラル採用以外の採用方法では、人材紹介エージェントを使う方法と、求人媒体を使う方法があります。前者は、採用した人の年収の35%がエージェントに支払う報酬の相場となっており、企業にとって決して安い額ではありません。一方で、後者は採用が発生しなくても月額課金が発生するため、多くのサイトにまとめて掲載する負担が大きくなります。

WAVEEでは、紹介報酬を採用し、人材紹介エージェントに支払うよりも安い料金体系を実現しました。また、月額課金の発生がないため、何件も採用情報を掲載することができるようになります。

WAVEEに登録する方法

一般ユーザー

一般ユーザーはX(旧Twitter)かFacebookアカウントと連携することで、WAVEEに登録することができます。登録ページはこちら

企業

Web3に関する事業を展開している企業は、WAVEEへの登録を申請することができます。登録は、法人向け登録フォームから行うことができます。

※フォームはエッグフォワードのみが閲覧でき、当サイト運営者が個人情報を閲覧できないようになっています。

WAVEEに関する情報

当サイトの記事

公式情報

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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