2019年1月28日に引き続き、5月14日にミートアップが開催されました。あれから少し時が経ち、進捗が出てきたのでミートアップを取材をしました。
DXミートアップ
今回は、CEOのDaniel Skowronski氏ではなく、日本事業担当のRyuji Shimizu氏が中心となって進められました。
2019年Q1の成果
Shimizu氏の口から語られたのは、まずは2019年Q1の成果からでした。
DX.Exchangeは、2019年1月7日にソフトローンチを行いました。
ソフトローンチ後に、株式をトークン化したデジタルストック、株式ETFをトークン化したデジタルETFの取引までがリリースされました。これは、DX.Exchangeと提携している提携企業で、株式の取扱ライセンスを保有するMPSが、株式を保有しそれをトークン化することで実現しています。現在はNASDAQに上場している上位銘柄のみが売買に対応しています。
デジタルストック/ETFにより、世界中の人たちが24時間365日株式を取引することができるようになります。特に、トークン化になっていることにより1株未満単位での取引ができるようになるため、所得が低い国の人たちが投資機会を得られるようになります。
また、取引ペアではCardano(ADA)やShareRing(SHR)、FYSICAL(FYS)、USDTが取引ペアの主軸通貨として追加されてました。さらにQ2では、9種類の主軸通貨が追加される予定です。
モバイルではiOS版、Android版共にリリースされ、既に使えるようになっています。
さらにDX.Exchangeでは、セキュリティトークンの取扱いも開始しました。ミートアップ時点では、まだ受付段階になります。セキュリティトークン版のIEOである、SEOをサポートします。
直近では、自社のセキュリティトークンIGWTを発行する予定になっており、一定以上の資産額と取引経験を持つプロ投資家のみがセキュリティトークンを買うことができます。
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DXCASHトークンの配布アップデート
DXCASHトークンの配布のアップデートのアナウンスがありました。これは4月30日のアナウンスの繰り返しになり、トークンセールで購入したDXCASHをDX.Exchangeの口座に入金し、売買できるようになるための経過説明になります。
当初DXCASHは14組の投資家に配布され、そこからさらに別の投資家に配布されました。DX.ExchangeはEUのライセンスにとって運営されるため、ウォレットをホワイトリスト化する必要があります。ホワイトリスト化には時間を要し、1件処理するのに時間がかかります。
ところが、ホワイトリスト化するためのウォレットの件数が、DX.Exchange側が想定する件数を遥かに上回ったため、どうしても時間を要してしまったといいます。
ホワイトリスト化についての詳細は、DX.Exchangeの公式ブログで告知がされているので、そちらをご覧ください。
2019年Q2の取り組み
2019年Q2では、新しい商品としてレバレッジ取引をリリースします。
DX.Exchangeでは、他取引所のCFDやFXと異なり、BTCの10倍のレバレッジがかかったTurbo Tokenを発行します。つまり、価格が1%動いた場合、損益が10%動くということになります。
Turbo Tokenは、DXCASHのみで購入することができます。Turbo Tokenにより、リスクがトークン購入分に限定されるため、CFDのようにマイナスになることがありません。また、スワップポイントなどの手数料もなくなります。
Turbo Tokenの流動性がない最初の段階では、マーケットメイカーを入れるものの、最終的には顧客間の需要と供給のみで売買できるようになる状態を目指していきます。
そして2Qでは、正式オープンを行い、デジタルストックの銘柄をNASDAQ以外にも拡充していきます。
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質疑応答
Q.6月上旬にきちんと正式オープンできるのか?
現在は引き続き、バグの修正やウォレットのホワイトリスト化を行っている段階になる。問題が起きなければ6月にオープンできる。
Q.BitMEXと比較した場合のTurbo Tokenで取引する優位性は何か?
新しい商品という意味で話題性があると思う。トークンを買うことでレバレッジ取引ができる面白さやマイナスになることがない点が売りになる。Turbo TokenはDXCASHのみで購入できるため、DXCASHの需要が高まり価格が上がっていくことを想定している。
Q.STO市場をどう見ているのか?ポジティブに見ている場合、どのような根拠でSTOが盛り上がっていくと思うのか?
STOの将来については有望だと考えている。例えば、イスラエルにはたくさんのスタートアップ企業があるが、それらの企業の多くが資金調達が必要になる。そのような企業でも、STOを使うことで資金調達ができる道が開かれるからだ。
Q.BinanceのIEOがBNBでしか参加できないように、STOのトークンをDXCASHでしか買えないようなことをする予定はあるか?
今のところはDXCASHで投資する場合にディスカウントが受けられるようにしようと考えているが、あくまでもまだ構想段階になる。セキュリティトークンの取扱いに関しては、できるだけDXCASHを絡められるようにしたいと考えている。
Q.STOについての顧客リスクは?
いかなる投資でもリスクはある。DX.ExchangeのSTOに関しては、特定の条件を持つ人のみが取引できるようにする。
Q.なぜ海外取引所の規制が厳しい日本でわざわざミートアップを行うのか?
日本にはDXCASHで購入した人が多いため、投資家に対する説明が今回の主な目的になる。
Q.セキュリティトークンの上場基準はどのようなものか?
ICOを審査するのと同様に基準を設けている。投資家目線で見たときに、投資に値する会社なのかを審査していく。過大評価のSTOが多いため、ビジネスにどれくらいの価値があるのかが重要だ。
Q.世間により多くの周知をするにはどうするのか?
特別なマーケティングプランがあるわけではない。アフィリエイトなども駆使し、一般的なマーケティングを行っていく。暗号資産の世界は、従来のメディア媒体よりSNSを使って広がっていくため、アフィリエイトなどの友だち紹介プランなどを用意していく。
DX.Exchangeに関する情報
公式情報
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