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AIS-X New Year pre-celebration party イベントレポート

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2020年1月18日に、モンゴルを拠点とする仮想通貨取引所AIS-XがNew Year pre-celebration partyを開催しました。新たな進捗があるとのことで、取材しました。

写真は主催者から頂戴したものを掲載しています。

AIS-X New Year pre-celebration party

AIS新年会 会場の様子

 

AIS近況報告

AISプロジェクトでは、グローバルの上位取引所であるBitForexでAISトークンの8月15日にIEOを行いました。その後、最大16倍の価格をつけた後に、パーティ時点で約3倍の価格で推移しています。

さらに、中国の最大手ブロックチェーンメディアの金色財経(Jinse.com)や中国版CoinMarketCapと呼ばれるFeixiaohaoへの掲載を通じ、中国コミュニティを盛り上げていきました。その後、12月6日にAKcoinにも上場しました。

会場では、滝川氏がトークン価格が30円程度に落ち着いている理由に言及しました。中国でマーケティングしているのは、マーケット形成のためであり、重視しているのはAISトークンがモンゴルの自社取引所に上場したときに価格になります。そのためには、巨大市場である中国においてAISトークンの価値が30円以上あると考える人が多く必要だといいます。まずは「10倍以上に騰がるコインがあるので、本当に価値があるの?」というきっかけで、AISを知ってもらうようにするのが価格戦略における狙いとなっています。

しかし、既に知られている通り、中国では仮想通貨の規制が入っています。これについて、萩原氏は中国の規制はどこも一律なのでAISだけにとってネガティブではなく、またBitForexは中国規制への対策はできていると述べました。また規制開始時に、多くの投資家がBTCを売ってUSDTにして逃げたため、AKcoinはその需要を捉えるためにUSDT建てにしたと述べました。

AISの 8大事業戦略

AISpurojekuto 2020 8大戦略

AISでは8つの新たな戦略を発表しました。

取引所新キャンペーン

AIS-Xでは、中国の規制ショックを乗り越えてチャンスを掴むために、「CROSSOVER CAMPAIGN」を開始しました。

CROSSOVER CAMPAIGNでは、AIS-Xで口座開設をして1BTC(アルトコインは1BTC以上相当)を入金し、1月20日から2月19日の間に最低5回トレードすることで、30BTCを山分けすることができます。

AIS-Xのスマホアプリ提供

スマートフォン向けに、AIS-Xのネイティブアプリが提供されます。

Android版は1月29日に、iPhone版は2月26日に提供が開始されます。

BTCお天気コンシェルジュ

AISプロジェクトにおいて、リリース予定となっていたAIコンシェルジュがついにリリースされます。

仮想通貨の世界の取引所としては世界初で、アニメ風のキャラクターが仮想通貨の価格予測をしてくれます。

AIS-X専用ウォレットアプリ

AIS-X専用ウォレットアプリは、AISを軸としたプラットフォーム型のアプリを目指しています。特に複数の取引所を利用している人にとって便利なアプリとなります。

アプリでは、単なる仮想通貨の管理ではなく、Tomochainと連携して仮想通貨やデビットカード、レンディング(ローン)やソフトステーキング、DAppsゲームやオンライカジノを搭載します。また、FeliCaと連携して簡単に決済に利用できる機能の搭載も目指しています。

AIS-X専用ウォレットアプリ

レンディングサービス

AIS-Xでは、取引所に仮想通貨を貸すことにより、利息をもらえるサービスのリリースを予定しています。

AIS-X専用ウォレットアプリ

AIS-FXプラットフォームの開発着手

AISプロジェクトでは、現物取引の他にFXやCFD(差金決済取引)を提供していきます。

大手取引所糸の差別化のために、取り扱いペアを30種類用意し、さらに法定通貨同士のペアも提供します。また、海外取引所ならではの高レバレッジ取引ができるようになり、自動売買ツールも提供されます。

FX/CFDサービス開始時には、キャンペーンを行う予定で、スプレッド縮小キャンペーンや取引応援キャンペーン、取引バトルキャンペーンを見込んでいます。

新たな銀行提携

AISプロジェクトでは、NI Bankの他に提携銀行を拡充します。

現在外国人向けの銀行口座が開設しづらい状況になっており、利用者の選択肢を増やすために、新たにチンギスハーン銀行(Chinggis khan Bank)やアリグ銀行(Arig Bank)とも提携します。これによる、AIS-Xの体制は以下のようになります。

銀行提携後のAIS-Xの体制

リアルマイニングのプロジェクトが開始

AISプロジェクトの特徴の1つであったダブルマイニング、このうちの鉱物資源のマイニングプロジェクト(ツァガーン・チュルートプロジェクト)がスタートします。

このプロジェクトでは、鉱業企業であるSG Gold Mining社が極東モンゴルのドルノド県のバヤンドゥン郡南部に、457.29ヘクタールの敷地における金の採掘権を取得しました。このエリアの開発価値は、643億から1,250億円あると見込まれ、露天掘りで開発をしていきます。

採掘権がある鉱区

アフターパーティ

AIS-X新年会 アフターパーティの様子

アフターパーティでは、食事が振る舞われた後、ビンゴなどによるプレゼント大会が開かれました。プレゼントがかなり豪華で、優勝者には10万円もする風神ウォレットが進呈されました。

また、リアルマイニングを記念してオリジナルゴールドプレートの特別賞もありました。

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スペシャルインタビュー

TOKEN ECONOMISTでは、取引所の開発を率いる中野氏と、プロジェクト代表の近藤氏にインタビューを行いました。

中野氏インタビュー

直近1年を総括して

加藤:AIS-Xがグランドオープンしてから3ヶ月たちますが、その3ヶ月を含めてこの1年はどのようなものでしたか?

中野:私はプロジェクトの立ち上げメンバーではありませんが、2018年6月から参加して9月から開発統括として関わり、AIS-Xをオープンさせました。そのような意味で、去年はコツコツと開発をした年でした。自分が今までやってきたアプリ開発と類似するので、自分のペースでやることができました。

トークンについては、不慣れなところもありましたが、ブロックチェーン技術で世界が変わっていく様を現場で見ることができたので、大変勉強になった1年だったと思います。

取引所をどのように広げていくのか

加藤:取引所分野は非常に競争が激しい分野ですが、これからどのように取引所を展開していきますか?

中野:我々が取引所に注目した当時は、CoinMarketCapの取引所はまだ200程度しかありませんでした。しかし、12ヶ月で4倍から5倍の取引所ができ、競争率が大幅に高まりました。

仮想通貨の取引所だけだと、BinanceやHuobiのようなレベルではないと取引で莫大な利益を生むことができないので、これからはプラスアルファの部分が大事だと思っています。

AIS-Xとしては、仮想部分と従来の金融商品のブリッジ役になれれば良いなと作っているので、そのプラスアルファが従来の金融商品との融合や並走になると考えています。そこでFXやCFDのシステムや、BTCの予測ソフト、プラットフォーム型のウォレットアプリを提供することで、多くのものとリンクする展開できればと思っています。

加藤:確かにAIS-Xはユニークで、ユーザ管理画面の中に銀行アカウントがあるというのは他には無いですね。

中野:そうですね。我々はモンゴルに拠点を置いているので、モンゴルの1銀行だけではなく、複数の銀行との提携を今年に入ってできましたので、そこを広げていく事によって、投資家にとってより良い選択肢を提供できればよいのかなと思っています。

なぜAISにはファンが多いのか

加藤:AIS-Xは非常に根強いファンがいると感じます。なぜ根強いファンがいるのでしょうか?

中野:2016年に多くのICOが立ち上がっては去っていきました。半分以上が詐欺プロジェクトでした。その中で、なぜコインが騰って暴落するかというと、持っている人と欲しい人のバランスが取れないからです。

それに対し、我々はアジアを中心にコミュニティを1つずつそれぞれの国で作ってきました。そこに参加する人が多ければ多いほど、売りたい人と買いたい人のバランスが取れてくるので、すべてをプロジェクト側が支えていくのではなく、コミュニティと一緒に成長していくという戦略が採れるようになります。

我々としては、AISトークンを持っている人でコミュニティを形成し、オフラインで会ったり、オンラインでミートアップをやることがプラスに働いているのではないかと思います。

加藤:確かに、AISプロジェクトははミートアップをマメにやっていますね。

中野:そうですね、そこは努力しないとですね。

流動性の確保はどうしていくのか

加藤:AIS-Xは2019年の9月末にオープンしていますが、板を見ると流動性が低く、まだ本格的な取引は厳しいように見えます。これから流動性の確保はどのようにしていきますか?

中野:今だと取引銘柄が8しかなく、そこで出せる流動性はたかが知れています。当然銘柄は増やしていきますが、そこは闇雲に増やすのではなく、今後アルトコイン競争を生き抜いていくであろうプロジェクトをAIS-Xに上場していただくのが1つです。もう1つは、AISトークンの上場です。

それ以外だと、今はTrueUSDペアがありますが、USDそのものとモンゴルの法定通貨のトゥグルグ(MNT)の取引ペアも作っていくことで、流動性をかなり出せるのではないかと思います。

加藤:ということは、モンゴルの人に使っていただくということですね?

中野:はい、そういうことです。今もモンゴルの人には使ってもらっています。

2020年への意気込み

加藤:これからの意気込みを教えてください。

中野:まだ産声を上げたばかりの取引所ですが、最初の3ヶ月間は安全性を計るために、常にシステムの監視改良を続けてきました。2020年は拡大と成長に掲げていて、本日戦略的なことを色々と発表しました。

我々は、20万人のユーザーの壁を超えることを目標に掲げています。最終的には100万人のユーザーが登録をしていくことを目指したいです。そして、使ってくれた人が楽しめる、暗号資産は面白くて、博打じゃなくて投資価値があったと思えるものを、取引所やプロジェクトを通して立証をしていきたいと思います。

近藤氏インタビュー

直近1年を総括して

加藤:AISプロジェクトの代表として、この1年でプロジェクトがどのように見えていましたか?

近藤:我々は9月30日に取引所をオープンしました。AISトークンとしての動きはできましたが、大命題として利用者を増やすということがあります。その下準備の第一弾が完了できたかなと思っています。

それと同時に2020年に事業投資、事業を推進していくことを考えていました。2019年は金鉱山への投資の準備も整ったので、順調に進んだと思っています。

加藤:地固めの1年ということだったわけですね。

リアルマイニングの強みは

加藤:AISプロジェクトのリアルマイニングというのは大変ユニークなものだと思います。そもそもどのようなものか、ビジネス上の強みを教えていただけますか?

近藤:モンゴルは地下資源が豊富な国です。モリブデンやタングステンなどのレアメタル、石炭や金、ウランが採れます。さらに世界的に見ても、鉱物のクオリティが高いと言われています。

そのため、当初から事業計画に入れていた金鉱山の計画を進めています。その中でも色々な金の鉱区の話がありましたが、我々はきちんとレポートが出ていて確度が高いものを模索していました。

また、どこから紹介されるかというのも非常に大事で、その2つが合致したプロジェクトをようやく手に入れることができました。オーストラリアのRPMという有名な会社が発行している109ページのレポートがあり、そのレポートに掲載されている品質の高い鉱区を我々が手に入れることができました。

AISがその鉱区を持ったプロジェクトという形になるので、金がバックアップになって、なおかつそこから出てきた利益を配当として受け取れることが、AISトークンの強みになっていくと思っています。

2020年への意気込み

加藤:これからの意気込みを教えてください。

近藤:我々は1つずつ着実に計画していたことが実行に移せていると思います。モンゴル国内でも認知度が高まっていき、政府の人間や銀行界に横展開できていると実感できているので、もっとシェアを強めていき、深いところまで入り込んでいきたいと思っています。当然モンゴル国にも税金として還元していきたいという想いでいます。

あと、トークンホルダーの方たちには、我々の事業を応援していただいて、それがモンゴルへの恩返しになって、それが我々が良いプロジェクトを得ることにつながり、さらに良いパートナーシップを組んでいけるようにしていきたいと思っています。

加藤:AIS-Xは、他の取引所が増えている中でも特にユニークなので、今後の展開を楽しみにしています。

近藤:そうですね。我々ではないとできないということではないと、やっていても面白みがないですし、競争に負けてしまうというのもあります。そこは着実に取り組んでいきます。

AIS-Xに関する情報

公式情報

当メディアによる情報

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日本人から見るとマイナーな国モンゴル、実は経済が盛り上がっている国の1つです。 そこに現地の銀行と提携して取引所を開設するプロジェクトがあります。 AIS-Xの概要 AIS-XのAISとは、Alternative Investment & ...
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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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