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【取引所】BHEX(旧HBTC)の特徴や他社にない強みを紹介

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仮想通貨取引所は、CoinMarketCapに掲載されているものだけで300を超えており、一般的なユーザーにとっては、その差別化点が明確にわかるものではありません。

そのような中で、筆者は特にBHEXという取引所を評価しています。なぜ評価しているのかを、本記事にて紹介していきます。

BHEXの概要

HBTCのトップ画面

BHEX(旧HBTC)は、世界トップ5の仮想通貨取引所Huobi Globalの元CTO、James Ju氏らにより設立されたグローバル取引所です。シンガポールに本社を置き、ソウル、マルタ、ロンドン、ニューヨークやシリコンバレーに拠点を持っています。

BHEXでは、仮想通貨の現物取引はもちろんのこと、BTCをはじめとする主要仮想通貨の先物取引やオプション取引、Bitmoreと呼ばれる貸し暗号通貨サービスなどを利用することができます。さらに2020年の後半になってからは、取引所のキャンペーンが積極的になり、IEOでは大幅なプラスを狙える優良プロジェクトを次々と取り扱っています。

また、オープンしてから現在に至るまでの約2年で、一度もサービスを停止させたことがなく、突出した安定性を誇っています。さらに、将来を見据えた先進的な設計になっており、取引所の発足時から他の取引所間と板共有をすることにより、大きな流動性を確保することができるようになっています。

2021年3月現在は、板共有などを行う取引所パートナーが300社を超え、ブロックチェーン業界で競争が最も激しい取引所分野において、ビジネスが堅調に推移しています。

BHEXの特徴

BHEXでは、顧客資産を守り透明性を高めつつ、快適な取引できるような設計がされています。

高い流動性が確保できる仕組みを導入

BHEXの母体となるBluehelixでは、自社取引所のBHEXと、取引所のクラウドサービス「Bluehelix Cloud」を提供しています。クラウドサービスを利用している取引所は、公表されている範囲で BEEX, CoCoCoin, Hanbitco があります。

BHEXでは、クラウドサービスを利用している取引所と板共有をすることにより、世界最大の取引量を誇るBinanceに負けずとも劣らない高い流動性を提供します。

HBTCのBTC/USDTの売り板

BHEXのBTC/USDTの売り板(約3USDTの価格幅に合計20BTCをこえる注文がある)

サービス休止がないので機会を逃さない

一般的な取引所では、サービスのアップグレードのために数時間程度のサービス停止時間を設けます。その間は、ロスカット注文が執行しない場合があり、実害が生じることも珍しくありません。また、チャンスを逃すことにも繋がります。

BHEXでは、裏方でシステムを切り替えられる作りになっており、年間で合計10分未満のサービス停止時間になるような、金融レベルのサービスを提供できるようになっています。

実際に、2018年11月にサービスを開始してから2021年3月に至るまで、4054回以上のシステムアップグレードを実施し、細かい更新まで加えると104,502回になります。この間、一度もサービスを一時停止させたことがない実績を持ちます。

注文がすぐに通る

多くの取引所では、価格の急変動時に注文が通らないことがあります。それは、多額のシステム投資をしている大手取引所でも珍しいことではありません。

BHEXでは、1秒間に230万件の取引がマッチング(*1)でき、注文をしてから取引が処理されるまでが5ミリ秒未満に抑えられるようになっています。そのため、多くの注文が集中する局面においても、注文はすぐ通るようになっています。

また、APIの注文制限がないため、システムトレードを行う人にとっても快適に注文を出すことができます。

*1: Bluhelix Cloudを利用している取引所を含めた、単一取引ペアの数値になります。

取引所が顧客資産を直接管理しない

多くの取引所では、顧客資産はコールドウォレットとホットウォレットで管理し、日々送金される資金のみをホットウォレットに移す運用をしています。また、ウォレット間の送金は、複数人の署名がないと実行できないようになっています。このような運用は、結局のところ人に依存した運用になるため、完全な安全性はありません。

それらに対し、BHEXでは根本的に異なるアプローチで顧客資産を保管します。

それを実現するのが、BHEX Chainと呼ばれる「分散型の資産保管と清算技術」を実現する独自のブロックチェーンになります。

HBTCチェーンの概要

BHEX Chainの概要

仕組み上は、BHEX Chainの記録が改ざんされない限り、ユーザーの資金が流出することがないようになっているため、実質的にハッキングによる資金流出が起こらないようになっています。

このように、BHEXでは顧客資産の出入りを人の手に委ねずに、ブロックチェーンの「信頼性を技術で担保する」という特徴を利用することにより、安全に資産を扱う体制が整っています。

2021年7月8日にBHEX Chainのメインネットがローンチしました。合わせて、クロスチェーンの資産を扱うことができる分散型取引所HDEXもローンチしました。

投資家の損失につながるコインを上場しない

歴史的事実を見ると、価格が上がって時価総額上位になるブロックチェーンプロジェクトは、ブロックチェーン技術そのものを採用し、技術で問題解決を試みるプラットフォームを提供するものが大半を占めています。

BHEXでは、実際にそのようなプロジェクトのコインを中心に上場させています。上場させるコインの方針について、BluhelixのTyler Wu氏は当メディアのインタビューで次のように述べています。

我々はブロックチェーン技術そのものを採用しているプロジェクトを選択する傾向があります。 BHEXでは、プロジェクトを調査し、価値ある結果を提供できる問題解決手段がプロジェクトにあるかどうか、そしてGithubに質が高いコードがあるかどうかを判断します。

大手の取引所でも、お粗末なプロジェクトを上場させることが少なくありませんが、それは最終的に投資家の利益を奪うことに繋がります。BHEXでは、上場基準を厳しくすることにより、投資家の損失機会を極力少なくするようにしています。

キャンペーンが盛ん

最近は、取引所トークン保有者への特典付与が流行っていますが、BHEXはかなり手厚い特典を用意しています。過去に実施されたものは、以下のものになります。

  • 2020年7月:Filecoinのクラウドマイニング1年の権利 88 – 120 USD(他の取引所では、この2-3倍の価格で提供)
  • 2020年7月:Filecoinの3ヶ月先物販売 50%オフ(他の取引所では30%オフ程度で提供)
  • 2020年8月:人気プロジェクトSerum(SRM)のIEO
  • 2020年8月:既に上場しているプロジェクトThemis(MIS)の30-50%オフの抽選販売
  • 2020年12月:1inch(DEX)からの給付金の入金でUSDT配布
  • 2021年3月:Symbolローンチに伴うNEMのトレーディングキャンペーン

一部は取引所パートナーであるHBCキャプテン(後述)にならなければ得られない特典もありますが、多くはそこまでいかなくても得られるものになります。

顧客資産を流用しないことの証明を出している

多くの中央集権取引所において、ユーザーに見えないのが資産の保管に関する健全性です。BHEXではは、顧客の資産を100%保管していることの証明を出しています。これは、BHEX内でProof of Reserve(PoR)と呼ばれています。

PoRでは、取引所のホットウォレットおよびコールドウォレットのアドレスと残高を発表し、さらに顧客資産残高をマークルツリーで確認できるようになります。PoRについての詳しくは、以下のURLから確認できるようになっています。

https://support.hbtc.co/hc/ja/articles/360046287754-HBTC-100-%E8%B3%87%E7%94%A3%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E8%A8%BC%E6%98%8E-PoR-

取引所トークンのHBC

BHEXでは、取引所トークンのHBCが2100万枚が発行されています。

BHEX Chainへのノード投票で報酬を得られる

多くの取引所トークンは、イーサリアムをベースにしたERC20形式ですが、HBCはBHEXが独自に開発したBHEX Chainのネイティブトークンです。つまり、イーサリアムにおけるETHに相当する位置づけになります。

BHEX Chain自体はパブリックチェーンとして開発されており、ビットコインやイーサリアムなどのパブリックチェーンと相互接続することができます。これにより、BHEX Chainを使ってユーザーのBTCやETHを保管することができるようになります。将来的には、様々な資産を扱うことができるDeFiへの応用が見込まれています。

BHEX Chainは、DPoSのようなコンセンサスアルゴリズムBHPoSが採用されます。HBCの保有者はノード(コンセンサスノード、カストディノード)に投票することにより、ノードがブロック生成に成功した際に投票報酬を得ることができます。投票報酬は、ブロック報酬総額の85.5%になります。

後述するBlueHelixキャプテンになると、保有HBCはロックされますが、保有HBCもノード投票に利用することができます。

HBCトークンの保有特典と取引所パートナー

BHEXでは、自社トークンのモデルを2回刷新しており、現在は「HBCトークンモデル2.0」を採用しています。

現在のトークンモデルでは、HBCの買い戻しが四半期ごとに行われます。買い戻しに使われる資金は、BHEX取引所とクラウド取引所等から発生する事業収益の100%になり、BHEXの現物市場で買い戻されます。買い戻されたHBCは、80%が自動的にバーンされ、20%はBlueHelixキャプテンに付与されます。BlueHelixキャプテンとは、取引所パートナーのことを指し500HBC以上を保有しているKYCレベル2を通過したユーザーであれば誰でも自動的にBlueHelixキャプテンになります。

  1. BlueHelixキャプテンには様々な特典が付与されます。主な特典は、5つにになります。
  2. 招待コミッションの増額:招待コミッションが現物取引手数料の40%+先物取引の30%
  3. 取引手数料割引:VIP1の取引手数料が適用される
  4. 取引によるHBC報酬:四半期ごとに買戻すHBCの20%を、日々の取引によってロック解除される
  5. HBCステーク報酬:BHEX Chainノードのステーキングにより報酬を獲得できる
  6. VIPサービス: 一対一での他にはない顧客サービスがされる

BHEXの登録方法

  1. BHEXの登録ページにアクセスします。
  2. 携帯電話番号かメールアドレス、パスワードを入力し「登録」をクリックします。
    携帯電話の場合、市外局番は81、携帯番号は頭ゼロ抜きの電話番号になります(例:080-1234-5678の場合8012345678)

BHEXに関する情報

公式情報

BHEX

BHEX Chain

Bluehelix Cloud

当メディアの記事

インタビュー記事

【インタビュー】Bluehelix: Global Managing Director – Tyler Wu氏

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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