Axie Infinityが火付け役になったPlay to Earn(=遊んで稼ぐ)のゲームは、今まで暗号資産を扱ってきた人だけではなく、一般にまで広がりました。特に、為替の安い国ではゲームをプレイして稼ぐことが仕事として成り立ち、場合によっては普通に稼ぐより高収入になっています。
現在、世界は第二のAxie Infinityを探しています。今回はPlay to Earnのゲームとして展開予定のContiuum Worldを紹介していきます。
Continuum Worldの概要
Continuum World(コンティニュアムワールド)は、Free-2-Play&Play-2-EarnのMMOゲームです。プレイヤーは、無料で遊んで稼ぐことができます。パソコンやスマートフォンの両方でプレイ可能で、ゲーム上にウォレットが作成されるため、暗号資産の予備知識が必要ありません。
プレイヤーは、UMiと呼ばれるアバターでContinuum(コンティニュアム)と呼ばれる新しい世界を探索し、土地を所有し、資源を集めて、建物を建てて、レベルアップしていきます。そしてプレイヤー同士で競争や交流をすることで、ゲーム内通貨のUMトークンを獲得します。また、NFT化されたゲーム内アセットを手に入れて、稼ぎを加速させることができます。
Contiuum Worldは、2022年初頭にアルファ版がリリースされる予定になっており、ゲームで稼いだトークンやアセットは、イーサリアムやPolygonに対応したマーケットプレイスで取引ができるようになります。
Contiuum Worldは、シンガポールのPlaychain社によって開発され、チームはゲーム開発とブロックチェーンビジネスの経験者で構成されています。また、ゲーム分野においては、 iOS/Android, Steam, Web, Playstation Vita, Nintendo Switchなど、様々なプラットフォームの開発を経ており、現在は4タイトルの開発や運営を行っています。
どうやって稼ぐのか?
Continuumは、自然と天然資源が豊かな世界です。プレイヤーは、この平和な世界で暮らし、生き残るために活動します。自身のアバター”UMi”で島を探索し、多くの資源を手に入れてUMトークンを増やしていきます。
Continuumで稼ぐには、2つの方法があります。まずは、日々の活動で資源を増やしてUMトークンを手に入れること。そして、NFTのゲームアセットを手に入れてそれらの活動を加速させることです。
プレイヤーが世界で生きていくためには、一次産業の農業や漁業が欠かせません。作物や魚介類を育て、それらを他のプレイヤーと取引することができます。つまり、Continuumの世界では、プレイヤー同士が協力することで自分たちの経済圏を拡大させていきます。
プレイヤーは、クエストやタスクをこなした報酬で得られる経験値でレベルアップして、その都度スキルポイントを獲得します。さらに、スキルを強化して生存能力を高めていきます。
また、プレイヤーは動物を捕まえて育て、レースで競わせることでも稼ぐことができます。動物はBirdum(バーダム)と呼ばれ、食べ物をあげたり、プレゼントをあげてかわいがったりすることで、強くしていきます。
そして、稼ぐ速度を高めるために、NFTの土地を手に入れて、自分や他のプレイヤーと共同で土地を開墾していくという攻略方法もあります。自分の土地を他のプレイヤーに提供することで、土地から生み出された生産物の一部を獲得することができます。
土地の発展を加速させるには、様々な設備が必要になります。動力を得るための発電機や作物を育てるための栽培施設、魚を育てるための養殖場などです。これらはNFTとして手に入れることができます。もちろん、この他にもたくさんあります!
ゲームの活動を通して手に入れたUMトークンは、暗号資産取引所で売ることができます。また、土地や設備、アバターのUMiといったゲーム内アセットは、NFTマーケットプレイスで出品することができます。
このようにして、Continuum Worldでは、プレイヤーに様々な稼ぐ手段が提供されます。
UMトークン
トークンの概要
Continuum Worldの活動を通じて、プレイヤーはUMトークンを得ることができます。UMトークンは、イーサリアムPolygon上で扱うことができます。
UMトークンは、ゲーム世界の基軸通貨になります。道具や土地、UMi(アバター)のカスタマイズや、工芸品、設備などのアセットを購入することができます。単に購入するだけではなく、さらにアセットを強化することもできます。
また、Continuum Worldにはゲームへの熱意の高いユーザーに対する報酬の仕組みが用意されています。UMトークンのステーキングでは、NFTの販売により生じた利益をステーキングしているユーザーに配布するようになっています。
そして、UMトークンは最終的にゲームのガバナンスにも利用されます。ゲームの将来の決定が徐々にPlaychain社からコミュニティ(DAO)に委ねられ、UMトークン保有者による投票で決定されるようになります。DAOへの移行開始は、2022年後半から2023年前半にかけてが予定されています。
UMトークンは、最大発行数量が10億UMで、以下の配布割当に従います:
- 30%:Play to Earn/ステーキング
- 10%:マーケティング&パートナーシップ
- 11%:予備
- 2%:初期流動性
- 2%:パブリックセール
- 3%:シード投資
- 15%:プライベートセール
- 2%:アドバイザー
- 25%:チーム&開発