より自由な仮想空間であるメタバースは、ここ最近のブームになっています。そして、ほとんどのことが仮想空間で完結することから、仮想通貨との相性の良さが注目されています。Winkyverseは、これまで培った製品にメタバースの要素を加え、より未来的なコンテンツを目指しています。
Winkyverse の概要
Winkyverseは、フランスのMainbot社が展開するメタバースプロジェクトです。
Mainbot社は2017年に創業し、子どもたちとその家族が未来に向けてサポートをすることを目標に、Winky(ウィンキー)と呼ばれる教育用ロボットの開発と販売を行っています。Winkyは、2019年からフランスを中心に販売され、人々はWinkyを通じてロボット工学やプログラミング、人工知能について学ぶことができます。また、高い価格帯の製品ながらも人気が高く、2019年にクラウドファンディングサイトIndigogoやUluleの先行販売には、合計2,741人が参加しました。
同社が新たに展開するWinkyverseプロジェクトは、世界初の「グローバル教育ゲームメタバース」で、Winkyの流れをさらに強化したものになります。同社は、ブロックチェーンと仮想通貨、NFT、そしてメタバースがこれから日常になると考えおり、ユーザーはWinkyverseを通じてこれらの新しい技術を学ぶことができるようになります。
Winkyverseプロジェクトが従来のWinkyと異なるのは、ユーザー対象がより広くなったことです。ユーザーは、Winkyverseと呼ばれる3Dのオープンワールド上で交流し、ゲームをプレイ、学ぶだけではなく、さらに収益化をすることができるようになります。収益化できるコンテンツは、自らが作ったゲームやNFTなど多岐にわたります。そして、それらを補助するためのツールとして、知識無しでゲームや3Dキャラクターを作ることができるWinkyplayとWinkymakerが提供されます。
プロジェクトは、ブロックチェーン業界の著名人が投資家やアドバイザーとして名を連ねています。Sandboxの共同創業者Sébastien Borget氏や、UltraのCEO Nicolas Gilot氏、Coinhouse(フランス大手の取引所)らから200万ユーロ(約26,190万円)資金調達を実施しており、既存事業を含めてビジネス内容が評価されています。
Winkyverseの3つのプロダクト
Winkyverseでは、3D空間のWinkyverseを中心に、それを支えるためのゲームプラットフォームWinkyplay、3DモデリングのWinkymakerが提供されます。
オープン3Dワールド:Winkyverse
Winkyverseは、世界中の家族からプロまでもが学び、創造し、遊んでつながるためのオープン3Dワールドのメタバースです。プレイヤーは、独自のゲームや作品を通して、Winkies($WNK)トークンを使って収益化することができます。
Winkyverseでは、これまでのWinkyと比べて、ユーザー層が初心者から上級者まで幅広くなります。ユーザーは、自らが開発者になることができ、拡張現実(AR)やボード、レース、教育などのゲームを3Dオープンワールドに展開することができます。もちろん、自らがプレイヤーとして遊ぶこともできます。これらのコンテンツは、後述するツール群を通してユーザー自らが作り手に回ることができます。
ゲームプラットフォーム:Winkyplay
Winkyplayは、家族やプロがWinkyとWinkyverse用に独自のゲームを作成することができます。ユーザーは、Winkyを交えたARゲームを制作し、Winkyverseの3Dワールドで遊ぶゲームを作ることができます。
Winkyplayでは、ゲーム開発現場でよく知られているUnity 3Dゲームエンジンが使用され、専用の編集インターフェイスを使ってコーディング知識を必要とせずゲームを開発することができます。
また、Winkyplayには著名なゲーム・コンテンツ開発者によって開発された何百ものゲームが集められています。そのため、自分がゲームを作らない側だったとしても、Winkyplayの恩恵を受けることができます。
3Dモデリングプラットフォーム:Winkymaker
Winkymakerは、独自のカスタムメイドのWinkyアクセサリを作ることができる、直感的な3Dモデリングプラットフォームです。ユーザーは、パーツをドラッグ&ドロップをするだけで簡単にWinkyのアクセサリを作成することができます。
出来上がったアクセサリには、様々な活用方法があります。WinkyverseやWinkyplayで使用することができるようになるのはもちろんのこと、NFT化してOpenSeaなどのマーケットプレイスで販売することもできます。さらに、作成されたアクセサリが3Dプリントにより製造され、実物を受取ることができます。これにより、自分だけのWinkyを現実世界でも手にすることができるようになります。
WinkyverseのNFT
Winkyverseでは、プロジェクトがオリジナルのNFTを販売しています。
販売されているNFTの数は12,111にものぼり、最初の12,000のNFTはコンピュータによって自動的に生成され、残りの111は世界中のアーティストとのパートナーシップにより1つずつ生成されます。コンピュータによって生成されたNFTは、10の特性と236以上の組み合わせ可能な属性からAIによってランダムに生成され、それらのNFTが被ることはありません。
NFTは、既にOpenSeaで販売されており、徐々に追加されていきます。NFTを1つでも保有していると、以下のような特典を受けることができます。
- Winkies($WNK)のエアドロップを受けられる
- ETHガチャやNFTのプレゼントを受けられる
- VIPグループへの招待
- Winkyロボットのカスタム版を3Dプリントして受取ることができる(一部NFTのみ)
- 所有するNFTの商業権利
- 景品の獲得
- 保有しているNFTのキャラクターがアニメに登場!
Winkyverseでは、NFTに登場したWinkyやWinkymakerで作られた人気のNFT作品がWinkyveseのアニメに登場します。アニメは最初にフランスで公開される予定で、その後はケーブルテレビやBS/CS、Netflixなどのビデオオンデマンドを予定しています。
Winkies($WNKトークン)
Winkyverseの世界では、Winkiesと呼ばれるトークンを利用します。
Winkies($WNK)の用途
Winkyverseの世界では、$WNKを様々な用途に使用します。
- Winkyverseへの入場料(1度限り)
- ゲーム内購入、アバター入手やカスタマイズへの支払い
- プレミアゲームの購入
- Winkyplayのプレミアムサブスクリプションで、新しいゲームへの早期アクセス
- Winkyロボットを50%オフで購入
- ゲーム開発者やアクセサリをデザインしたアーティストへの報酬
- Winkyplayへの広告掲載
- Winkyverseへのガバナンス参加
プレイヤーは$WNKを購入して入手できる他、ゲームやアクセサリーの販売を通しても入手することができます。これらは、資金力がありクリエイティブなスキルがある人向けですが、そうではない人に向けても$WNKを入手する方法が用意されています。例えば、ゲームで良い成績を収めて稼いだり、プラットフォーム改善に協力したりすることによっても$WNKを入手することができます。
Winkies($WNK)の基本情報
- トークン名:Winkies
- トークンシンボル:WNK
- トークン規格:ERC20 on Ethereum(BEP20 on BSCにブリッジ可能)
- 最大供給量:7,500,000,000 WNK
- トークンの割当:
- 32.0%:クラウドセール
- 14.0%:PR&マーケティング
- 10.0%:プライベートセール
- 10.0%:チーム
- 10.0%:ゲームエディタ&パートナーシップ
- 9.0%:予備
- 5.0%:流動性供給用
- 4.0%:アドバイザー
- 4.0%:エアドロップ&バウンティ
- 2.0%:Winky財団
Winkies($WNK)のトークンセール
Winkies($WNK)は、2021年11月12日時点でトークンセールを行っています。セールは3つのラウンドに分けられ、ラウンドごとに単価と最小購入額が異なっています。
ラウンド | 期間 | 単価 | 最小購入可能額 | セール数量 |
---|---|---|---|---|
Round 1 | 10/25 – 11/07 | 0.006 EUR/WNK | 2,500 EUR | 600,000,000 WNK |
Round 2 | 11/08 – 11/21 | 0.008 EUR/WNK | 1,000 EUR | 800,000,000 WNK |
Round 3 | 11/22 – 12/05 | 0.010 EUR/WNK | 200 EUR | 1,000,000,000 WNK |
購入に使用できる通貨は、ユーロ、ドル、BTC, ETH, USDC, USDT, BUSD, BNBになり、Winkyverseのパブリックセールのページより購入することができます。
Winkyverseに関する情報