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分散型ソーシャルグラフプロトコル「CyberConnect」の解説

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CyberConnectの概要

CyberConnect(サイバーコネクト)は、分散型のソーシャルグラフプロトコルです。ソーシャルグラフのデータ所有権とユーティリティをユーザーに戻し、すべてのWeb3開発者がソーシャルグラフを利用できるようにすることを目指しています。

SNSの普及により、人間関係の可視化が可能になり、可視化された関係性はソーシャルグラフと言われています。ソーシャルグラフにより、表からは見えなかった繋がりや、無関係と思われたもとの関係性などを発見することができるようになり、ユーザーにとって有益かつ興味を持ちやすい情報が届けられるようになりました。しかし、ソーシャルグラフの利用はビッグデータ活用が可能な一握りの企業に限られ、ユーザーは新しいサービスを使うたびに今まで培った関係性がリセットされてしまうことを受け入れるしかありませんでした。

CyberConnectでは、分散型の仕組みでソーシャルグラフを構築します。Web3特有のコンポーザビリティにより、今までのソーシャルグラフにないメリットを享受することができるようになります。ユーザーは今までに培った関係性を維持したままサービスを渡り歩くことができるようになり、またWeb3開発者にとってはそれらの関係性を利用できる新たなサービスを提供できるようになるため、ユーザーのオンボードが容易になります。

CyberConnectの立ち位置

CyberConnectは、システムとしてWeb3アプリケーションのソーシャルモジュールとして提供されます。データソースには、オンチェーンやオフチェーン、分散型ストレージのデータが利用され、それらはIndexerやRecommanderなどのモジュールにより処理され、DApps開発者が利用できるようになります。

既に、CyberConnectは多くのプロジェクトに採用されており、クレデンシャルネットワークのProject Glalaxyや、アイデンティティのUnipass、クレジット評価システムのCreDaなど、その分野は多岐にわたります。その他詳しくは、CyberConnectのWebページから確認することができます。

CyberConnectで実現できる例

CyberConnectを利用することで、開発者は以下のような機能を実現することができます。

  • プロフィール:ユーザーの分散型IDを表示します。
  • メッセージング:ユーザーが友人とつながりを持てるようになります。
  • お知らせ:フォロワーに最新情報を提供することができます。
  • 検索:新しいつながりを探すことができます。
  • おすすめ:新たな可能性があるつながりをお勧めすることができます。
  • フィード:ユーザーがコンテンツを投稿し、共有できるようにします。
  • 評判:ソーシャルネットワークに基づくスコアリングシステムを構築することができます。
  • 収益化:メタバースで自分の影響力を収益化することができます。
  • ファンコミュニティ:ファンたちのコミュニティを構築することができます。
  • ゲーマーマッチング:友達と一緒に遊んだり、遊んだら友達を作ったりすることができます。
  • エアドロップ:ソーシャルネットワークに基づく公正なエアドロップメカニズムを作成することができます。
  • DAOツーリング:メンバー間の関係を緊密にし、連携を強化することができます。
  • データ解析:つながりを分析し、価値創造を高めることができます。
  • 可視化:ソーシャルグラフを見たり、それを強化することができます。

CyberConnectのメリット

対ユーザー

情報分断と冗長性がなくなる

Web2のソーシャルグラフは、囲い込むことによってユーザーの切替コストを高くし、ユーザーは使っているサービスから容易に出られなくなります。また、ユーザーは新しいサービスを使うたびに、すべてがリセットされてしまいます。CyberConnectでは、ユーザーがさまざまなブロックチェーンネットワーク間でIDとデータを集約できるようにします。また、アプリケーション間でデータを自由に作成、編集、移行することができます。

ユーザーがソーシャルグラフの利用を管理できる

Web2のソーシャルグラフは、ユーザーに許可を得る仕組みなしに構築され、ユーザーはプラットフォームのルール変更を受け入れざるを得なくなってしまいます。CyberConnectでは、ユーザーがソーシャルデータをどのように、どこで、どのような目的で使用するかを管理することができるようになっています。

対開発者

アプリケーションの素早い立ち上げを実現

Web2のソーシャルグラフは、互いに分離されていることが普通で、開発者は新しいアプリケーションを立ち上げるときにユーザーネットワークを最初から構築する必要があります。これは、ユーザーにとっては手間になるため、ユーザーがアプリケーションを利用しない要因にもなり得ます。CyberConnectでは、ソーシャルグラフをオープンにすることにより、様々なアプリケーションがソーシャルグラフを利用できるようにします。

導入が簡単

開発者は、自身のアプリケーションに2行のコードを追加することで、ソーシャルグラフを導入できます。また、開発者はブロックチェーンにとらわれずにCyberConnectを導入することができるため、チェーンの制約を気にせずに自身のアプリケーションでソーシャルグラフを利用することができるようになります。

一貫性のあるデータ規格

CyberConnectでは、データを様々なアプリケーションで使えるようにするため、データの相互運用性を重視しています。そのため、CyberConnectではデータ規格を開発し、移行しやすくしたりコンポーザビリティ確保するようにします。これにより、開発者はデータを利用しやすくなります。

CyberConnectのトークン

2022年6月時点で、トークンはまだリリースされていません。

CyberConnectに関する情報

 

この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTオーナー。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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