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Orbsのプレジデント兼共同創業者 Daniel Peled氏(前編)ープロジェクトの経過について訊く

インタビュー

イスラエル発祥のハイブリッドブロックチェーンOrbs(オーブス)は、メインネットを立ち上げてから1年が経過しました。2019年3月に実施したMayo Hotta氏のインタビューに続き、Orbsのプレジデント兼共同創業者 Daniel Peled(ダニエル・ぺレッド)氏に、プロジェクトの進捗について伺いました。

本インタビューは前後編に分かれています。前編では、主にプロジェクトの直近の達成事項や、最近リニューアルされたステーキングについて紹介します。

Orbsのプレジデント兼共同創業者 Daniel Peled氏 インタビュー 前編

Daniel Peled氏の自己紹介

加藤:自己紹介をお願いします。前職では何をしていて、ブロックチェーンに関わることに至った経緯を教えてください。

Daniel:Orbs創業前は、イスラエル軍での兵役を経て、大学では法律を学び弁護士免許を取得。その後、MasterCardやSantander InnoVenturesから投資を受けたイスラエルのフィンテックスタートアップPayKeyの共同創業者兼CEOに就任しました。また、早い段階からイスラエルのビットコインコミュニティにも参加し、2013年に世界ではじめてのICOであるマスターコインに投資し、2017年以降にさまざまなブロックチェーンプロジェクトに投資をしました。

Orbs のプロジェクト概要

加藤:この記事をはじめて読む人向けに、Orbsの立ち上げ経緯とプロジェクトの簡単な紹介をお願いします。

Daniel:投資先プロジェクトをサポートする中で、企業がブロックチェーン技術を採用するのに十分な技術がないことが分かり、自らブロックチェーン技術の開発に携わることを決めてOrbsを設立しました。

Orbsはオープンソースで、企業向けの技術を提供するブロックチェーンプロジェクトです。大企業のニーズを満たすために、拡張性や安全性、サポート体制が確立されています。プライベートとしても、パブリックとしても利用することができます。

100億円以上の資金調達ができており、2018年にはGartner社の”Cool Vendor”にも選出されています。Orbsは、現在さまざまな事業領域における、大企業のブロックチェーンの取り組みをサポートしています。Orbsの競合優位性は、迅速なプロトタイプ作りのキャパシティがあり、サポートチームのコミットメント、そして企業に優位な利用料設計ができることです。

直近の達成事項

加藤:Orbsはメインネット稼働をしてから1年が経過していますが、直近半年から1年のプロジェクトの達成事項を教えてください。

Daniel:昨年のメインネットのローンチ以降、Orbsのエコシステムがさまざまな部分で成長できています。

具体的に、ブロックチェーン業界の重要なプロジェクトとの提携、コミュニティの拡大、OrbsのPoS(Proof-of-Stake)ユニバースによるネットワーク安全性の確保ができています。そして、非常に重要なポイントして、クライアントサポートチームによるユースケースの開発と、いくつかのパートナー提携の実現です。

ユースケースは、イスラエルの大手会計SaaS企業と組み、同社のシステムから発行される全ての請求書をハッシュ化して、当社のブロックチェーンに記録することで、改ざんの防止を実現しています。写真コンテンツの所有権の移転情報を当社ネットワークに書き込むという事例も実験的に実施しました。

それ以外に、英国ベースのGLFという団体にも当社のブロックチェーンは採用されています。こちらは、世界中の通信会社が新規技術の標準化を検討する団体で、OrbsはイーサリアムやR3と共に、同団体が選定した3つの中の1つに入っています。詳細は「Orbs and the Communications Business Automation Network (CBAN)」をご覧ください。

それ以外はまだ未発表ですが、いくつかの有名企業や団体との提携も決まっており、リアルなユースケースが増えていきつつあります。

今月は韓国で最大手の取引所、Upbit Fiatにも上場を果たし、業界内からの信頼を得ていることに手応えを感じています。

Orbsのステーキング

加藤:最近になり、Orbsはステーキングを大きく推しはじめたように感じます。どのようなステーキングか教えてください。

Daniel:OrbsのPoS(Proof-of-Stake)ユニバースは、Orbsネットワークを裏で支える大切な仕組みです。 このエコシステムがあるからこそネットワークの安全性と日々のスムーズな運用が実現できています。

そこで重要になるのが、ORBSホルダーによるステーキングです。現在は1,500人を超える方がデリゲータとしてステーキングに参加しています。それ以外に、ガーディアンとバリデータにより、ネットワークは支えられています。ステーキングが拡大することで、より安全性や分散性が確保され、企業が利用するのに適したネットワークに成長していきます。

メインネットのローンチからこの1年間、デリゲータはステーキングやガーディアンへの委任をいつでも自由に解除できるようになっていました。参加へのハードルを下げるという意味では必要な方法でしたが、それがネットワークの脆弱性を生んでいることが問題になっていました。大企業が当社のネットワークを採用するのに不十分な要素を退治するために、今月新しいステーキングのメカニズムを発表しました。

新しいステーキングのメカニズムでは、ステーキングしたトークンに14日間のロックアップがかかります。

後編の予告

前編では、主にプロジェクトの中身について紹介しました。続く後編では、主にOrbsが顧客から支持されている点について紹介します。

Orbsのプレジデント兼共同創業者 Daniel Peled氏(後編)ーOrbsが顧客から支持されている点とは
イスラエル発祥のハイブリッドブロックチェーンOrbs(オーブス)は、メインネットを立ち上げてから1年が経過しました。2019年3月に実施したMayo Hotta氏のインタビューに続き、Orbsのプレジデント兼共同創業者 Daniel Pel...

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