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pStake(PSTAKE)の概要

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pStakeの解説

pStakeのUI

pStakeは、ステーキングした資産の流動性を確保する、Ethereumにおける「リキッドステーキング」のプロトコルです。

通常、Proof of Stake(PoS)のブロックチェーンの資産をステーキングする場合、ステーキングをすると資産はロックされ、ロックを解除してからもすぐに資産を引き出すことができない「アンステーク期間」が存在します。例えば、Cosmosの$ATOMは、ステーキングすると$ATOMがロックされ、ステーキングを解除してから$ATOMが手元に戻ってくるまでに21日のアンステーク期間があります。もし、$ATOMのロックやアンステーク期間がなければ、$ATOMの価格下落局面に遭遇したときにすぐに$ATOMを売って損失の拡大を防止できるかもしれません。

pStakeは、上記のような資産のロックとアンステーク期間の影響を受けずに、PoSによるステーキングの運用を可能にするサービスです。pStakeに対応したPoSステーキングが可能なチェーンは、最初はCosmos($ATOM)とPersistance($XPRT)が対応し、後に拡大されます。ステーキングは、Ethereum上から行います。

pStake自体は、Persistanceのチームにより開発されました。チームは、Persistanceチェーンの他、リキッドステーキングのpStakeの他、インターチェーンNFTマーケットプレイスのAsset Mantleや合成資産取引プラットフォームのComdexなど、様々な資産クラスのサービスをリリースしています。またチームは、業界でも著名なベンチャーキャピタルのThree Arrows CapitalやSequoia、Galaxy Digitalなどから支援を受けています。

pStakeの動作

pStakeでは、Cosmos($ATOM), Persistance($XPRT)のネイティブ資産を、Ethereumからステーキングすることができます。しかし、Ethereumから直接CosmosやPersistanceへステーキングできるわけではないため、以下の手順でステーキングを行います。

  1. ブリッジのpBridgeを使い、チェーンの資産をpTOKENに変換する。
  2. pTOKENをpStakeにステーキングして、債権トークンとしてstrTOKENを入手する。
  3. ステーキング報酬を回収するために、pStakeにstrTOKENを入金することで、元本のpTOKENとステーキング報酬分のpTOKENを獲得するl
  4. 必要に応じて、pBridgeでpTOKENを本来のチェーンの資産に変換する。

Ethereumチェーンを利用して、Cosmosの$ATOMをステーキングする場合を例にします。

Ethereumからは、$ATOMを直接ステーキングできるわけではありません。そのため、まずpBridgeを利用して$ATOMを$pATOMに変換します。例えば、5 ATOM を 5 pATOM に変換します。$pATOM にすることにより、Ethereumからステーキングを行うことができるようになります。

pStakeのラップ

$pATOM を入手したら、pStakeでステーキングを行います。$pATOM をステーキングすると、 $strATOM を入手することができます。システムの裏では、Cosmosネットワークに$ATOMが自動的にステーキングされます。ユーザーは、$strATOM をDeFiなどで運用することができようになります。

pStakeのステーキング

ステーキング報酬を回収したい場合は、$stkATOM をpStakeに入金することで、元本の$pATOMとステーキング報酬として新たに付与された$pATOMを獲得することができます。ただし、バリデーターがトラブル等でスラッシュを起こした場合、スラッシュ分のペナルティは差し引かれます。

pStakeのアンステーキング

pStakeの特徴

資産のロックによる機会損失を回避できる

通常、Proof of Stake(PoS)のステーキングを行うと、ステーキングした資産はブロックチェーン上にロックされ、ステーキング中は自由に運用することができなくなります。さらに、ステーキングを解除したとしても資産がすぐ手元に戻るわけではなく、アンステーク期間だけ待つ必要があります。

pStakeでは、PoSのステーキングを行うと債権トークンとしてstkTOKEN(例: stkATOM)が付与されます。stkTOKENを運用することでステーキング中でも追加の利益を獲得することができるようになります。ただし、ステーキング報酬を回収する場合のみアンステーク期間の影響を受けることになります。

マルチチェーン対応

pStakeでは、初期はCosmos($ATOM), Persistance($XPRT)のネイティブ資産をEthereum上からステーキングすることができます。

また、ステーキング対象のネイティブ資産は2022年Q1にCosmosエコシステムのチェーンを対象に拡張が行われます。また、ステーキングを行うことができるフロントエンドのチェーンは、2022年Q2にEthereum 2.0やSolanaを予定しています。

PSTAKEトークン

PSTAKEトークンの概要

$PSTAKE は、pStakeにおけるERC20のユーティリティトークンです。投票によるプロトコル改善提案や、プロトコルによるセキュリティへの参加に利用することができます。

$PSTAKE の保有者は、pStakeのスマートコントラクトにトークンをステーキングすることにより、これらに参加することができ、報酬を獲得することができます。

PSTAKEトークンの配布

$PSTAKE は、初期発行上限を500,000,000 PSTAKEに設定されており、以下の内訳に応じて配布されます。

  • 2%:アルファローンチパッド(トークン生成時の流動性)
  • 2%:プロトコルブートストラップ(トークン生成時の流動性)
  • 3%:XPRTのステーカー(トークン生成時から、12ヶ月間配布)
  • 5%:パブリックセール(トークン生成時に25%配布、その後6ヶ月間配布)
  • 6%:過去の貢献への報酬(トークン生成時から、6ヶ月間配布)
  • 16%:チーム(トークン生成18ヶ月後から、18ヶ月間配布)
  • 20%:シードセール(トークン生成6ヶ月後から、12ヶ月間配布)
  • 20%:トレジャリー(トークン生成時から、24ヶ月間配布)
  • 26%:インセンティブ&コミュニティ開発(トークン生成時から4半期ごとに24ヶ月間配布)

PSTAKEトークンが売買できる取引所

2021年12月15日現在、$PSTAKEの現物を扱う取引所は存在していません。トークンセールが、12月17日にCoinListで行われる予定です。

pStakeに関する情報

 

この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTオーナー。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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TOKEN ECONOMIST(トークンエコノミスト)
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