6月10日に、Cardanoブロックチェーンの事業開発会社EMURGOにて、Cardanoブロックチェーン採用プロジェクトとチャールズ・ホスキンソンのミートアップが開催されました。
イベントページ:EMURGO Showcase & Charles Meetup イベントレポート
今回は内容が盛り沢山なので、複数部に分けてご紹介します。これまでの内容は、以下よりご覧ください。
- 第1部:EMURGO 児玉氏
第2部は、Cardanoブロックチェーンを採用予定のブロックチェーンプロジェクトの紹介になります。
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YOOSoucing
YOOSourcingは、グローバル規模で調達を行うプラットフォームを提供しています。グローバルで調達を行う場合、そのサプライヤーが信頼できるのかという問題があります。サプライヤーがこれまで本当に良い製品を提供してきたのかがわからず、透明性と信頼性がないということです。YOOSourcingは、それらの問題をブロックチェーンを使って解決します。
調達のバリューチェーンでは、さまざまな仲買人が入ってきます。
バリューチェーンの下位に位置する業者は、上位の業者を信頼することによって、バチューチェーンが構成されています。当然、仲買人が入れば入るほどコストがかかり調達コストは上昇します。YOOSourcingでは、中小企業も調達のバリューチェーンに参加しやすい環境を提供します。
スマートコントラクトの活用にあたっては、生産工程においてどのような製品が作られたかや場所、デポジットなど、流通する製品に関わる情報が追加されていきます。また、サプライヤーやバイヤーの評価を透明化し、証明できる仕組みを導入します。
YOOSourcingは既に4万人の利用者を確保しており、LOCOSTEやearmが使用しています。
これからは、YOOSourcingのサービスにCardanoブロックチェーンが組み込まれていきます。ちなみに、現段階ではQuorumブロックチェーン(イーサリアムベースのプライベートチェーン)でスマートコントラクトのテストが行われています。
YOOSourcingに関する情報
- YOOSourcing(既存サービス)
- YOOSourcing(ブロックチェーンサービス)
- YOOSourcing Twitter
- YOOSourcing Faceook
- YOOSourcing Telegram
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COINCOME
COINCOMEは、ブロックチェーンを使ったキャッシュバックサービスです。このサービスは、「げん玉」と呼ばれるポイントサービスを運営していた東本氏らによって作られました。キャッシュバックサービスは、日本でいうポイントサービスに該当します。
現状は、暗号資産(仮想通貨)が使える場がなく、ビットコインですらほとんどの人が製品の支払いに使ったことがないという状態です。COINCOMEでは、暗号資産をみんなで使える仕組みを提供していきます。
COINCOMEでは、CIMと呼ばれるオリジナルの暗号資産(仮想通貨)を提供します。使い方はシンプルで、COINCOMEの中から買い物をするだけです。
買い物をすると、CIMと呼ばれる暗号資産がウォレットに自動で貯まっていきます。貯まったCIMをクレジットにチャージして、シームレスに買い物に使うこともできます。この仕組が採れる理由は、企業からいただいた広告料の一部をCIMで返しているからです。
COINCOMEの場合は、日常生活の中でいつもの支払いをするとCIMが貯まるので、他の暗号資産のようにわざわざ購入した場合の投資リスクのようなものはないといいます。
キャッシュバックサービス市場は、成長が著しく、年間20%で伸びています。しかし、まだ利用者単価が振るいません。一般的には利用者の70%が月1000円程度の還元額で、げん玉でも月3000円程度になります。COINCOMEでは、月5000円程度の還元額を目指します。
また、COINCOMEではCIMの保有量に応じて、付与されるCIMの量が増えます。これにより、CIMを多く持つことによるインセンティブを作り出します。また、利用者に還元するCIMは、COINCOMEにより市場から調達されるので、それが買い圧力となり、価格の上昇要因になるとされています。
COINCOMEは既に楽天やドコモ、SIRIN LABSなどとパートナーシップを結んでおり、600以上のサービスと直接・間接的にタイアップをしていきます。
CIMによるキャッシュバック以外にも、これらの仕組みにはもう1つ良いことがあるとされています。それが、ネット広告の利益が安定するということです。
最近、GoogleがCookieのトラッキングを制限しており、Cookieを使った広告モデルが成立しづらくなりつつあります。そこで、CIMに関わるブロックチェーンを使った人たちのトラッキングを加えることで、前述の制限のリスクを回避でき、さらにインターネット広告の不正も減らせることが期待されています。
COINCOMEに関する情報
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続きの記事
第3部も、引き続きCardanoを採用する予定のプロジェクトのプレゼンテーションが続きます。続いて、Herobit、ARA Payのプレゼンテーションになります。
第3部:Cardano採用予定プロジェクト Herobit、ARA Pay
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