Galxe(GAL)の概要
Galxe(旧Project Galaxy)は、世界最大のWeb3クレデンシャルデータネットワークです。
クレデンシャルデータとは、資格や経歴、認定証のようなデータのことを指します。例えば「お金を100万円借り入れた」という履歴もクレデンシャルデータです。しかし、従来のクレデンシャルデータは、サービスプロバイダや、政府機関、金融機関や信用機関などが閉鎖的に保有しており、かつ分断化されているため、データを必要とするアプリケーションが利用できないという問題点があります。Galxeでは、Web3の世界においてクレデンシャルデータをオープンにします。
Web3におけるクレデンシャルデータは、基本的にブロックチェーンに記録されている情報と紐づくことになります。例えば「Uniswapに流動性を提供している」や「Bored Ape Yacht Club(BYAC)のNFTを保有している」のようなものがクレデンシャルデータになります。しかし、それ単体では、活用しやすいものではありません。Galxeでは、これらをキュレーションしてWeb3アプリケーション開発者が活用しやすくすることで、ブロックチェーンにおける高いユースケースを実現できるようにします。
Galxeの機能の1つとして、NFTを使ったロイヤリティプログラムがあります。プロジェクトは、NFTを使うことでコミュニティに対して独自のキャンペーンを打ち出しやすくなります。また、ユーザーはウォレットアドレスに変わるIDとしてGalxe IDを使い、自分のWeb3空間における実績をアピールしやすくなります。2022年9月現在、前述の機能を含め、Galxeでは以下の4種類のサービスを提供しています:
- Galxe OAT:キャンペーンの参加記録のためのNFTバッジをコミュニティに配布
- Galxe NFT:ゲーム性のあるキャンペーンを開催しユーザーへの報酬NFTを配布
- Galxe Vote:クレデンシャルを用いてカスタマイズされたガバナンスシステムを構築
- Galxe ID:資格、OAT、NFT を紹介する Web3 プロファイル
2022年9月現在、Galxeのクレデンシャルデータネットワークは、Web3における516万人を超えるユーザーを対象に5,600以上のクレデンシャルデータセットを収集し、800以上のプロトコルやコミュニティがこれらのクレデンシャルを活用して5,600以上のキャンペーンを展開しています。
Galxeの特徴
ブロックチェーン上のデータをキュレーションして使いやすくする
Galxeのクレデンシャルネットワークでは、クレデンシャルデータの収集をキュレーターが担います。キュレーターは、ブロックチェーンにおけるサブグラフのクエリやスナップショットを通じ、クレデンシャルデータを収集します。
例えば、以下はキュレーターによって収集された、CoinListで行われるGalxe(当時のProject Galaxy)トークンセールの優先キューの資格保有者のクレデンシャルデータになります。

GalxeのCoinList優先キューのクレデンシャルデータ
また、Galxeではブロックチェーンの外のデータもキュレーションできるようになっており、Snapshot.org, Twitter, GitHubなどのデータソースを利用することができるようになっています。
コミュニティを盛り上げるキャンペーンを打ちやすくなる
Web3において、コミュニティが盛り上がるかどうかはプロジェクトの死活問題に直結します。DAOを管理するためのインフラは、既にDoraFactoryやAragon(解説記事)のようにいくつか登場しているものの、このようなインフラではコミュニティを盛り上げるところまではできません。一方で、エアドロップやイールドファーミングでは、短期的なユーザーばかりを呼び込むため、長期的なユーザー維持とエンゲージメント向上をすることができないという問題があります。そこで、GalxeではNFTを使った手段を提案しています。
この仕組みは、アプリケーションモジュールで提供されます。プロジェクトは、キュレーターから収集された情報をもとに、コミュニティに対してNFTによるカスタマイズされたキャンペーンを打つことができるようになります。プロジェクトにとっては、プロジェクト独自の報酬を打ち出せるため、ブランド認知を高められるだけではなく、NFTで盛り上がるというゲーム要素によりコミュニティのエンゲージメントを高めることが容易になります。また長期的な貢献者を特定して、彼らを優遇することによりコミュニティへの定着を図ることもでるようになります。
実際に、どのようなキャンペーンが行われているかは、GalxeのCampaignsページから確認することができます。

Galxeを活用したキャンペーン例
また、Galxeは、ロイヤリティの仕組みを強化するためにGalxe OATと呼ばれるソリューションを展開します(OATはOnchain Achievement Tokenの略)。Galxe OATでは、イベント主催者は Space から専用ページを作成し、ユーザーに対してメールを送ることでNFTを提供することができます。そして、ユーザーはGASを支払うことなくNFTを受け取ることができます(Polygonを使用)。つまり、Glaxy OATではブロックチェーンやNFTのスキルがないユーザーでも、NFTを使った特典を扱うことができるようになります。
GALトークン
GALトークンの概要
GALトークン(以下、$GAL)は、Galxeエコシステムにおける報酬に使われます。$GALは、主に以下の用途で利用されます。
- ガバナンス
- アプリケーションモジュールの支払い
- オラクルエンジンとクレデンシャルAPIの支払い
- デジタルクレデンシャルのキュレーション
また、$GALの発行上限は2億枚になっており、以下の割当ルールに応じてリリースされます。詳細は、Galxeの公式ブログ「Introducing Project Galaxy Token (GAL), and its Public Sale on CoinList」をご覧ください。
区分 | % | リリーススケジュール |
エコシステム | 6% | TGE時点ですべてをリリース |
早期採用者への報酬 | 2% | TGE時点で50%をリリース、残りを6ヶ月かけてリリース |
パブリックセール | 5% | TGEから12ヶ月をかけて週次でリリース |
Growth Backer ラウンド1 | 10.63% | TGEから3ヶ月後にリリースを開始し、残りを3年をかけて四半期ごとにリリース |
Growth Backer ラウンド2 | 10.14% | TGE時点で12%をリリース、残りを3年をかけて四半期ごとにリリース |
アドバイザー & パートナー | 6.23% | TGE時点で12%をリリース、残りを3年をかけて四半期ごとにリリース |
マーケティング | 15% | TGE時点で20%をリリース、残りを3年をかけて四半期ごとにリリース |
財団 | 10% | TGE時点で18%をリリース、残りを3年をかけて四半期ごとにリリース |
チーム | 15% | TGEから3ヶ月後にリリースを開始し、残りを5年をかけて月次でリリース |
トレジャリー | 20% | TGE時点で12%をリリース、残りを5年をかけて月次でリリース |

$GALのトークンリリーススケジュール
GALトークンが売買できる取引所
$GALは、2月18日にCoinListでトークンセールが行われ、その後主要取引所に上場しています。$GALが上場している主要な取引所は、以下の通りです。
Galxe に関する情報