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Celer Networkとは?その特徴

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会議室のホワイトボードにセーラームーンが描かれたCeler Networkが、Binance Launchpadを使ってIEOをすることが話題になっています。

はたしてどのようなプロジェクトなのでしょうか、詳しく見ていきましょう。

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Celer Networkとは

Celer Netoworkは、レイヤー2スケーリングプラットフォームです。MIT、Princeton、UC Berkeley、UIUCといわれる工学大学の名門で博士号を取得したメンバーによって作られました。

コンピュータにはレイヤーという考え方があります。機能ごとにレイヤー(=層)に分類して、それを重ね合わせることで協調動作させます。レイヤーごとに独立し、相互の依存を最小限にすることにより、複雑さが低減でき、トランザクションを制御しやすくなるメリットがあります。

通常、ブロックチェーンの場合は、ブロックチェーンのレイヤーの上にアプリケーションのレイヤーが乗ります。この場合だと、アプリケーションのトランザクションのパフォーマンスは、ブロックチェーンに依存します。特にイーサリアムのようなトランザクションが詰まっているブロックチェーンでは、アプリケーションの快適性が損なわれてしまいます。

そこで、Celer Networkでは、ブロックチェーンレイヤーの上にCeler Networkのレイヤーを乗せ、さらにその上にアプリケーションを乗せるという構成をとるようにします。アプリケーションはCeler Networkをやり取りします。つまり、Celer Networkは、ブロックチェーンとアプリケーションの中継をする役割になります。

このような構成により、ブロックチェーンを使うアプリケーションは、ブロックチェーンの詰まりの影響を受けることなく、快適に使うことができるようになります。

なお、Celer Networkの類似のプロジェクトとして、TomoChainOrbsがあげられます。

Celer Networkはアプリケーションとブロックチェーンの間に位置する

Celer Networkはアプリケーションとブロックチェーンの間に位置する

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Celer Networkの特徴

本文中でオフチェーンという言葉を使うときは、”オフチェーン=Celer Network”という意味合いになります。

対応するブロックチェーンは”たくさん”

一般的にレイヤー2を用いてスケーラビリティを拡張するプロダクトは、Ethereumに対してが一般的でしたが、Celer Networkの場合は以下のブロックチェーンをサポートします。

  • Ethereum
  • DIFINITY
  • Quantum
  • すべてのEVM(イーサリアム仮想マシン)ベースのブロックチェーン

実は、すべてのEVMに対応している意義は大きいです。

Ethereum以外のスマートコントラクトを搭載したブロックチェーンプラットフォームは、Ethereumの開発者を取り込むべく、EVMベースになっていることが多く、それだけにCeler Networkの間口が広くなるからです。

トランザクションが超高速

Celer Networkを使うことで、トランザクションの待ち時間が2万分の1に低減でき、超高速なトランザクションの恩恵を受けることができるようになります。

当事者は、お互いに信頼がないトラストレスな状態でも、ブロックチェーンを使わずにオフチェーン上で安全に契約を締結することができます。

もし、どうしてもオンチェーン上で契約を締結させる必要があるトランザクションについては、オンチェーン上で処理されるようになっています。

低コストで利用できる

Celer Networkでは、オフチェーンで送金したりスマートコントラクトを使う場合は取引手数料がかかりません。ただ、完全に取引手数料がゼロになるとは限りません。

例えば、ブロックチェーンがイーサリアムの場合、トランザクションをイーサリアム上に出すことが必要になる場合があります。当然、イーサリアムは取引手数料が必要になります。そのために、予約手数料を徴収することで、イーサリアムでの手数料に充てられることが行われます。

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ロードマップ

2019年Q1:

  • cChannel: より多くの用途に対応すべく一般ステートチャネル機能の強化
  • cRoute: 初期の実装とテスト実施
  • cOS: SDK パブリック v2.0 リリース、モバイルとWebプラットフォームの統合フロー重視
  • cEconomy: PoLC と LiBA のセキュリティ監査、SGNのアルファテストネット稼働開始
  • コミュニティ: サードパーティアプリがCelerのプラットフォームで提供開始

2019年Q2:

  • cChannel: Ethereumメインネットへの段階接続とブロックチェーンの拡張と統合
  • cRoute: テストと初期展開
  • cOS: SDK パブリック v3.0 リリース
  • cEconomy: PoLC メインネット稼働開始
  • コミュニティ: オフチェーンのサービスプロバイダーの提供開始

2019年後半:

  • cChannel: クロスチェーンの総合接続開始
  • cRoute: 製品測定と最適化
  • cOS: SDK パブリック v4.0 リリース
  • cEconomy: SGN と LiBA のメインネット稼働開始
  • Community: Celerを使ったアプリケーションのエコシステム成長のための活動

Celer Networkに関する公式情報

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この記事を書いた人

TOKEN ECONOMISTのDirector。「ブロックチェーンによる少し先の未来を魅せる」をポリシーに、注目しているプロジェクトの紹介やインタビューを行っています。

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