少し前のICOでは、まったく何もない状態から始めるプロジェクトが多かったものの、最近は既存の事業を持った企業がその幅を広げていくためにICOで資金調達をするケースが増えてきました。
今回ご紹介するm+plusは、まさにそのようなプロジェクトになります。ブロックチェーンの特性を有効活用したものになります。
m+plus 概要
[the_ad id=”7860″]m+plusは、医薬品や健康食品の流通のためのプロジェクトです。
今までは、医薬品や健康食品の流通には偽造品や模造品が少なからず入り込む余地がありました。
日本ではこの手の分野の偽造品や模造品は多くないものの、2010年頃に中国人観光客が日本の商品を「日本ではきちんとした本物を売っている」という理由で爆買いしているのを目撃した方も少なくないのではないでしょうか。世界的に見ると、偽造品や模造品をつかむリスクというのは少なからずあるのです。
そのような背景から、m+plusでは、ブロックチェーン技術を使うことで医薬品・健康食品の流通から偽造品や模造品を排除することを目指します。
m+plus の実施企業 Medic group
m+plusは、東京都の渋谷区恵比寿に拠点を置く医療や健康の事業を展開するMedic groupがプロジェクトを実施します。
Medic groupはこのプロジェクトをきっかけに、2018年4月現在は本社がマレーシアに移転していますが、もともとは2005年に設立された日本企業になります。
Medic groupでは、4つの美容と健康に関する製品を販売しています。
特に、シルクフィブロインは同社の主力製品になり、ナノレベルのシルクフィブロインにより脂肪吸着などの優れた機能性を持つ健康・美容素材になります。
シルクフィブロインはマレーシアでの輸入・販売が許可されています。マレーシアはイスラム教の国家であるため、通常製品を販売するにはハラル認証が必要になります。
日本ではハラル認証に詳しい企業が数多くなく、イスラム教圏のマーケットにアプローチできるのがMedic groupの強みになります。
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トレーサビリティの信頼性が確保されたm+plusプラットフォーム
m+plusでは、ブロックチェーン技術を応用します。ブロックチェーン技術は、非中央集権的で極めて改ざんが難しく、かつ追跡を可能にする技術です。
ブロックチェーン技術を医薬品や健康食品の流通に応用にすることで、国際取引においてもトレーサビリティの信頼性を確保することができるようになります。
- 原材料が本物であるかどうか?
- 製造工場が適切な工場であるかどうか?
- 流通業者が確実に流通を行っているかどうか?
- 販売会社が適切に販売しているか?
これらのことがブロックチェーンにより実現するのです。
特に、m+plusではマレーシアを足がかりにイスラム圏にアクセスしていくため、イスラム教徒にハラル認証された製品が確実に届くかどうかは重要なポイントになってきます。
ちなみに、ハラル認証とはイスラム教の戒律に則って調理・製造された商品であることを証するシステムのことになります。そのため、イスラム教徒はハラル認証を受けた製品を購入することにより、イスラム法を守った生活をすることができます。
ブロックチェーン技術を使うことにより、製品がハラル認証されているかどうかを確実にすることができるようになります。
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m+plusの流通で使われるMPLトークン
m+plusの流通プラットフォームではMPLトークンが使われます。
流通においては、製品を受け渡す際に権利を下流の方へ移転していきます。その際に使われるのが権利証になります。
m+plusでは、MPLトークン支払うことにより権利証を入手できる仕組みをとります。
m+plusプラットフォームの流通に載せるためには、MPLトークンが必須になるため企業は必ずMPLトークンを手に入れる必要があります。
流通の過程では、メーカーから小売りへ製品が流れていきます。それと同時に、権利証も同じ方向に流れていきます。下流の業者は製品を入手するために、MPLトークンを調達し権利証と交換をします。
こうすることにより、ブロックチェーン上に権利証の所有権移転履歴が載り、追跡することができるようになるのです。
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ロードマップ
m+plusでは、以下のロードマップでプロジェクトを進めていきます。
2018年上半期:
- ICO(プレセール)開始
- マレーシアへの本社機能移転
- マレーシア製薬会社の1社との提携
- 日本連絡事務所設立(4月9日)
2018年下半期:
- ブロックチェーン流通プラットフォーム開発開始
- シルクフィブロインのハラル認証決定
- マレーシアでの商品生産開始
2019年上半期:
- スーパープラセンタの医薬認可へ向けて研究開始
- ブロックチェーンプラットフォームの社内運用開始
- 中国、タイ、台湾、韓国等への流通をブロックチェーンプラットフォーム上で開始
2019年下半期:
- 日本および、世界の大手製薬会社とのプラットフォーム提携
- 日本企業へのハラル認証の製品製造受付(OEM)
- イスラム圏への商品流通の開始
ICOに参加するためには
ICOに参加するためには、ユーザー登録ページにアクセスし登録を行います。登録すると50 MPLがプレゼントされます。
支払いはスマートコントラクトアドレスにETHを送金することで、自動でトークンが配布される仕組みになっています。
- ICO期間:第1フェーズ 2018年2月20日 – 4月30日、第2-3フェーズのトークンセールも実施予定
- トークン名:m+plus Token
- シンボル:MPL
- 発行枚数:3,000,000,000 MPL (うち販売枚数 1,500,000,000 MPL)
- ソフトキャップ:なし
- ハードキャップ:なし
- 支払い可能通貨:ETH
- レート:1 ETH = 10,000 MPL
- 売れ残りが出た場合の対応:不明
ちなみに、ホワイトペーパーによると世界の7つの取引所から取り扱いのオファーを受けているそうです。取引所名は公表されていません。
ICOで必要なウォレット
ウォレットはERC20に対応したEthereumウォレットが必要です。取引所のウォレットはNGです。
基本的にERC20に対応していれば何でもOKですが、代表的なものをご紹介します。
ソフトウェアウォレット
- MyEtherWallet
- MyCrypto
- Metamask (Google Chrome向け拡張機能)
スマートフォンのウォレット
ハードウェアウォレット
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